2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
加東市の歴史研究グループの一つに、やしろ歴史民俗研究会があります。会員は約80名。月に一度程度の学習会と年に2回の研修旅行が主な活動です。毎年その年度のテーマを決めて、学習会や研修旅行もその趣旨にあった内容で構成されます。今年は原点に立ち…
稲刈り、秋祭りの頃になると早朝ウォーキングも半袖半パンでは寒いと感じるようになりました。日の出も6時を回ったころになり、季節が急ぎ足で変わっていくのを実感します。 午前5時半頃、ちょうど夜明け前。東の空がほんの少し明るくなる頃が一番神秘的で…
昨日紹介した加東市藤田の木梨神社参道、県道西脇三田線に沿って広がる酒米山田錦の田圃の排水路の道路側の法面に彼岸花が午後の低い太陽の光の中で真っ赤に咲いています。彼岸の中日から一週間ほど遅く彼岸花の赤い色があちこちで目に飛び込むようになりま…
彼岸に少し遅れて黄金色に色づいた秋の田の畦に彼岸花の赤がまぶしく映えています。加東市藤田の県道西脇三田線沿いの木梨神社の鳥居の近くに彼岸花が咲きます。まだつぼみのものもあり、いつもより少し遅咲きなかと思いながら車を降りてシャッターを押しま…
今日も引き続き父の創作ブックから作品を紹介します。無産階級、プロレタリア文学を志して市場の2階に住み込んで創作に打ち込んだ青年。時代は昭和3年。 十九の春で 將來社會主義者を 夢見てゐる男が 三〇錢飛ばしてキネマの ラブシーンを見て ”おらあーに…
今日も「父の創作ブック」から詩を紹介します。19歳の市場に住み込みで働いていた貧しい青年だった父は、文学を通して無産階級の叫びを表現しようとしていました。昭和初期の生活や街のようすも伝わってきます。 陽の照らぬ 長屋の路地で 臭い塵箱から紙屑を…
今日も父の創作ブックから作品を紹介します。昭和3年(1928)父19歳。市場に住み込み、文学を志し創作に取り組んだ日々。年頭に亡き母親の墓に参った折りの詩です。父は今、自分の歳を過ぎた息子が墓参りした姿を地下三尺で見ていることでしょう。 ◇ …
今日も父の創作ブックから作品を紹介します。昭和初期の社の町のようすを垣間見るようです。Y女学校・・・県立社高等女学校のことでしょう。 窓から 木枯が吹いて通る頃になつた。 小さい間中窓からいくつかの棟を通して 儼然と避雷針を青い空に突きあげて…
父の創作ブックの中より、今日も詩を紹介します。 二時十七分 エンジンの最大跳躍と ヘッドライトの最大光力とが 凡てを威壓して、 鮮魚トラックが走つてゐる。 小さいボックスの中で ナツパ服の男と 厚司の男が 囁いた。 カフェーのウェートレス。 酒。 飯…
文学青年だった父の創作ブックから、詩を紹介します。家が貧しく、市場に住み込み仕事をしながら創作活動をしていた父の青春時代。18歳の秋の作品です。 うどん屋 うす暗い電氣の下で 柱にもたれた小さい女の子が うとうと眠つてゐた 黒い犬が入つて うど…
父の手帳大の創作ブックから、1928年9月21日の日付のある詩を紹介します。小さな文字でぎっしりと書き込まれたブックの一頁。父18歳の作です。 カフヱーの裏 カフヱーの裏で 洋食の腐りを 野良犬が食べてゐた ただれた蒼白の顏の寢起の ウヱターが…
18日(火)、神戸市中央区、県庁向かいの県民会館2階の県民アートギャラリーで開催されている「細川勝展」に行ってきました。細川先生が描かれる世界は私たちの極く身近にある北播磨の野原や池、川、森などの心象風景です。あれっ、この風景はどこかで見…
加東市松沢は東条川の中流域にあり、かつての中東条村の西部に位置しています。県道小野藍本線沿いに神社がありますが、これが八幡神社です。昨日はこの八幡様のお祭りが行われました。神事が終わったあと、境内では子供相撲が行われていました。お年寄りの…
もう10日ほど前、JAみのりの本部6階から眼下を見ると新たな風景が目に入りました。社町時代から町民に親しまれてきた体育館が解体され、姿を消していました。このブログでも同じ窓からの風景をよく紹介してきました。そこには体育館と遠くに三草山が望…
加東市上三草の旧道、下三草との境に孝女ふさの碑があります。戦前の修身教科書に孝行の部で取りあげられたことで知られており、この歴史ブログでも何度も紹介してきました。その碑の脇の道を入って田圃の方へ進むと、三草川の川辺にぽつねんと石碑が立って…
佐保神社の秋祭りが10月6日(土)宵宮、7日(日)本宮の予定で行われます。今年は瑞神門修復記念の祭りで、例年の4台の屋台(新町、上中、上組、下組)に加えて、5年ぶりに東古瀬の屋台も宮入することになっています。 今回、秋祭りのポスターが完成し…
9月1日から10日まで、イオン社店ショッピングパークBioの2階多目的ホールで小笠原ご夫妻による写真と短歌展が開催されています。会場には小笠原利文さんの写真と奥様の栄子さんの短歌が展示されており、国内外各地の素晴らしい大自然の風景と奥様の短歌…
加東市社の佐保神社の瑞神門の修復工事が完成し8月26日に竣功祭が行われました。私はその頃海外にいたので出席できなかったのですが、約200余年ぶりに修復された瑞神門の優美な姿を見に行きました。門の脇にあった便所も撤去され、玉垣がめぐらされま…
加東市吉馬の厄除八幡宮を参拝してきました。県道の両側には、穂が出そろい始めた田圃が広がっています。その県道脇に吉馬厄除八幡宮の立看板が立っています。県道から東の山の方に向かって進んでいくと、参道の下にたどり着きます。 長く緩やかな登り坂を上…
3日(月)、長い夏休みが終わって2学期が始まりました。静かだった学校道-加東市社の田町通りから社小学校へ通じる道路の呼び名ーには元気に登校する子供達の姿が復活しました。同時に待ちかねたように見守り隊の姿も。見通しのよい学校道で遠くの見守り…
9月1日、加東市天神では八朔まつりが行われました。加東市の夏の終わりをしめくくるこの八朔まつり。夏の間約2ヶ月、市内各所で開かれた盆踊りの踊り納めとあって、多くの踊り手さんも参加。天神地区の老若男女が踊りの輪をつくり楽しみました。 3時頃ザ…