2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧
昭和19年(1944)12月、社町常会の徹底事項に関する手書きのメモのつづきを紹介します。戦時下の地域生活の一端を知る貴重な資料です。戦局が一層厳しくなり、米の生産や徴用についての記述が見られます。「本年平年作というは対内宣伝」というメモ…
昭和19年(1944)12月、戦局が厳しさを増す12月の社町常会の徹底事項などが綴じられた当時の文書綴につづいて、手書きのメモが綴じられています。几帳面な字で書き込まれており、チェックも入れられています。戦時下の生活の一端が伝わる貴重な資…
戦局が厳しさを増していた昭和19年(1944)の12月、社町(現加東市社地域)、常会徹底事項(このブログで紹介)に続いて、「防空徹底事項」が社町役場、社町警防団名で出されています。敵の空襲に備えて防空体制の徹底が示されています。 余白には、…
昭和19年(1944)11月、大東亜戦争の戦局は厳しくなていましたが、そうしたなか、社町(現加東市社地域)では、応召兵と現役兵の奉告祭が佐保神社で行われています。その通知が当時の社町の文書綴に綴じられています。 現役兵9名、応召兵3名。現役…
昭和19年(1944)の9月、戦局が厳しくなるなか、出征兵士が増え、その見送り等を簡素なものとすることを徹底するよう大政翼賛会支部長名で通知されています。この通知は、当時の社部落(現加東市社)の文書綴に綴じられていたものですが、なかなか徹…
昭和17年(1942)の7月、大規模な防空訓練が行われたようですが、その結果について、社町長と警防団長名で各区長に対して、徹底を図るようにという趣旨の通知が出されています。防空警戒令発令下の燈火管制を怠った者があったようで、今後は法の適用…
私の好きな加東市の夕焼けスポットの一つ、みのりJAの駐車場から見る夕焼けは雄大です。この駐車場に立つと、加東市社の市街を眼下に望み、その向こうに青野原が地平線となって広がっています。 嬉野台地の西端、駐車場は標高80メートルぐらいでしょうか…
加東市の中央部の嬉野台地を東西に貫いて東条と社を結ぶ県道の東条側、栄枝地区から嬉野台地の東端依藤野へ続く急な長い上り坂へ入る交差点に道標が立っています。枯れ草に埋もれるように立つ背の低い道標でした。 いつも車で通っているのですが、これまで気…
今日は、昭和15年(1940)11月、社町社区長から社町長に提出された部落役員報告の残りの部分を紹介します。こうして当時の組長、隣保長の名前を打ち込んでいると、あの戦争の時代に、父を含め、地元の先輩にあたる人々が確かに生きて、活躍しておら…
昨日に続いて、昭和15年(1940)11月、社町社区長から社町長に提出された部落役員報告のつづきを紹介します。役員一覧に続き、隣保の組長、隣保代表の氏名が記されています。 懐かしい人の名前もあります。中には現在役員などをしておられる方の祖父…
昭和15年(1940)の11月29日付の日付で、社町社区長から社町長に宛てた部落役員報告が当時の社部落文書綴に綴じられています。大東亜戦争開戦のほぼ一年前に当たり、今から75年前の社区(現在の加東市社)の役員組織や人名がわかります。青年部…
久しぶりに日差しが戻った2月15日の午後、加東市下滝野の神結酒造の蔵出しまつりをのぞいてみようと公民館に車を置いて旧道を歩いていると、阿弥陀堂へお参りしている人が見えました。「そうだ、今日は春のご開帳の日か」と思い出し、堂に上がらせていた…
2月11日(水)、加東市上久米の東光寺では伝統の祭り、「大日ったん」とよばれて人々が親しんできた大日如来祭りが行われました。今年は日が差す穏やかな天気でしたが、時折り強い風が吹くなか、多くの人々がお参りし、祭りの行事が次々に進められ、午後…
2月11日(水)、建国記念の日の佳き日、穏やかな天気の下、加東市河高地区の八幡神社で恒例の厄除け祭りが行われました。八幡神社は県立播磨中央公園の中に位置しており、多くの人が参拝しました。神社境内では、地元河高地区の皆さんがうどんやおでん、…
昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱のつづきを今日も紹介します。今日紹介する部分がこの要綱の最後です。 六、「実施ノ順序」の「第三期」(10月20日以降)の項、「事変ト実践」です。 第三期(十月二十日以降) 事 変 ト 実 …
昨日の建国記念の日には、市内各所で伝統の祭りが行われました。例年ですと、その祭りを紹介するところですが、現在連続して紹介している、昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱のつづきを今日も紹介します。祭りについては、この連…
昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱のつづきを紹介します。今日は、昨日につづき、六、「実施ノ順序」の「第一期」(10月1日から10月12日まで)の項の市町村が行うことの項目を紹介します。ここでも、市町村の実行項目が細…
昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱のつづきを紹介します。今日は、六、「実施ノ順序」の「第一期」(10月1日から10月12日まで)の項です。 実施順序では、「事変ノ意義ト国民ノ覚悟ヲ強調」(国民精神総動員ノ趣旨徹底)を…
昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱のつづきを紹介します。今日は、四、「実施方針」と、五、「実施方法」です。 実施方法では、県、市町村の役割をはじめ、学校、各種団体、会社等それぞれの役割がシメされています。また、文化芸…
昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱のつづきを紹介します。今日は、三、「実施事項」の最後の「運動綱領」-資源ノ愛護-です。実践要目は1、消費ノ抑制、2、代用品ノ使用、3、廃品ノ蒐集提供、4、発明創造、5、資源ノ蓄積、…
昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱のつづきを紹介します。今日は、三、「実施事項」の「運動綱領」-非常時経済政策ヘノ協力-で、項目は(1)勤労報国、(2)労資協力、(3)利益壟断ノ抑制ト暴利抑制、(4)国債応募ノ勧奨…
昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱のつづきを紹介します。今日は、三、「実施事項」の「運動綱領」-銃後ノ後援ノ強化持続-の項目の(1)「出動将兵ヘ感謝及銃後後援ノ普及徹底」と(2)「隣保相扶ノ発揚」、(3)「勤労奉仕…
今日も、昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱を紹介します。 三、「実施事項」の「社会風潮の一新」の項目の続きです。今日は(3)で、「小我ヲ捨テ、大我ニ就クノ精神ノ体現」、(4)「各人ノ職分恪循」を紹介します。具体的な実…
今日も、昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱を紹介します。 三、「実施事項」の運動綱領、実践要目、具体的実行事項例の順に紹介します。昨日紹介した「社会風潮の一新」の項目の続きです。その(2)は「困苦欠乏ニ堪フル心身鍛練…
昨日に続いて、昭和12年(1937)の国民精神総動員運動の兵庫県実施要綱を紹介します。 三、実施事項の運動綱領、実践要目、具体的実行事項例の順に紹介します。昨日紹介した「日本精神の発揚」に続いて、「社会風潮の一新」の項目です。その(1)は「…
昭和12年(1937)7月、盧溝橋事件が起こり、支那事変が勃発しました。そうしたなかで、近衛内閣のもとに国民精神総動員運動が行われました。この歴史ブログでも国民精神総運動については資料を紹介してきましたが、当時の社町社区(現加東市社)の文…
昭和12年(1937)、社町役場から選挙人名簿調製のために選挙人資格の申告書が送付され、資格者に配布するよう依頼しています。通知と一緒に活字印刷された申告書が綴じられていました。ちなみに、わが国では、大正14年(1925)に普通選挙法(満…