ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

コスモスまつり-11月3日に加東市沢部で

国道175号を北上し小野市から加東市に入り、広々とした田園地帯をしばらく走ると、左手に一面に咲き誇ったコスモス畑が広がっています。 加東市沢部地区。11月3日(火)にコスモスまつりが行われます。先週は河高地区でコスモスまつりが行われ紹介しま…

西戸(秋津)の道標-山田錦の里に立つ

加東市秋津の西戸公民館から北の山、ゴルフ場へつながる道路を少し走ったところの分かれ道の田圃の畦に二本の石柱が立っていました。 畦の草がきれいに刈られていたのでよく目立ちます。車を降りて見てみると、道標です。しかし、字がよく読めません。「西国…

刈り取りあとの田に朝霧と満月-涌羅野

28日(水)、雨上がりの朝、いつものようにウォーキング。加東市社の静かな市街地を通り、明治館の広場の忠魂碑へと歩きます。そこから次は、佐保神社へ。参拝して境内を北に抜け、西浦(小字名)の若宮さんを通り、持寶院の大師殿へと向かいます。その途…

菊花と盆栽と能舞台-フラワーセンターの秋

25日(日)、秋晴れの下、強風が吹きましたが、空は青く、日差しに満たされて、県立フラワーセンター(加西市)では白鷺フェスティバルが開かれました。 芝生広場には特設の能舞台が設けられ、日本の伝統文化である踊りや加西市に伝わる根日女伝説が演じら…

JR加古川線と風とコスモス畑

25日(日)、風が強い日でしたが、加東市河高地区の田圃一面に咲いたコスモスの花が秋の日差しにまぶしく光り、揺れていました。 コスモスは加東市の花です。毎年、市内でコスモスまつりが行われますが、今年は河高地区と沢部地区で行われます。河高地区で…

秋津住吉神社秋祭り-農村歌舞伎で楽しむ

25日(日)、加東市秋津(常田)の住吉神社の秋祭りが行われました。住吉神社では春に秋津百石踊りが行われますが、今日の秋祭りでは境内の舞台で農村歌舞伎が行われ、多くの参拝客の拍手喝采を受けました。 今日は秋晴れのまぶしい日差しがある一方、境内…

東条川疏水「加東のため池7号」-山国の王子ヶ池

加東市山国の原田池から見た夕日の絶景を紹介しましたが、その南には王子ヶ池があります。この池は日の出の絶景ポイントです。私は近年の初日の出はこの王子ヶ池の堤で拝むことにしています。 この池も東条川疏水ネットワーク博物館のため池です。写真の標識…

社小学校からの風景-半世紀の変化

先日、加東市立社小学校のオープンスクールに行ってきました。3階の教室から見える風景は昔と比べてずいぶん変わりました。 およそ半世紀前の昭和39年(1964年)、私は社小学校の5年生でした。東京オリンピックが開催され、10月10日の開会式のよ…

加東四国第十四番「今寺」への道標

秋の日差しがまぶしい午後、加東市秋津の県道小野藍本線、西戸地区の集落を過ぎて走っていると、左の山側の道沿いに一本の道標が立っているのが目に飛び込んできました。ここから先は道幅も狭くなり、大川瀬渓谷を右の崖下に見ながら三田市境へと入っていき…

上田桑鳩の揮毫-中東条村の忠魂碑

加東市新定の記念碑山には、中東条村の忠魂碑と日露戦役記念碑があります。以前にこのブログで紹介しましたが、その忠魂碑の揮毫が昭和を代表する書家、東条ゆかりの上田桑鳩によるものと知り、あらためて訪れてみました。初めてこの忠魂碑を見たときに、自…

加東の夕日絶景ポイント-山国原田池

加東市は夕日の美しいまちです。 地形的に加東市中央部に標高100メートル超の嬉野台地が広がり、西に向かって河岸段丘によって次第に低くなり、標高30メートルの加古川まで広々とした平野が広がっています。 そして、西には青野原台地が地平線のように…

明けの明星と木星、火星?

空気が澄んで夜明け前の空には明けの明星が光っています。その少し左下には木星、そしてその近くに火星?が見えます。太陽系の惑星が東の空高く光っているのを見ると、この地球もそのグループだったんだなあと急に宇宙を感じるのが不思議です。ただし、星は…

一面のコスモス畑-加東市河高

コスモスは加東市の市花です。コスモスの名を冠した団体やイベントは少なくありません。何より、秋のこの季節になるとコスモスまつりが行われます。 加東市河高の交流センターの東、JR加古川線沿いの広い田圃が今、ピンクや白のコスモスの花盛りで秋の日に…

赤穂義士の寺-観音寺の裏に石柱

加東市家原の「赤岸」は「赤穂義士」が訛ったものと言われていますが、赤穂義士の墓があることで知られる観音寺の前の交差点は「赤岸交差点」になっています。 観音寺の境内の奧に赤穂義士四十七士の墓碑が主君浅野内匠頭を囲むように配置されている一角があ…

状ヶ池の道標とため池標識-東条川疏水ネットワーク博物館

加東市の市庁舎(社)と社中学校(木梨)の間を国道372号が通っています。そこに状ヶ池があります。池と池をめぐる一帯が公園となっており、池面には水鳥が泳ぎ、春には桜の花見で賑わう市民の憩いの場となっています。 この状ヶ池は、赤穂義士の一人吉田…

加東市家原の新池と上池-東条川疏水ネットワーク博物館

昨日に続いて東条川疏水ネットワーク博物館の登録ため池を紹介します。 加東市社の市街地の北辺りに赤穂四十七義士の寺として知られる観音寺があります。この地は家原地区の一角で、旧国道175号を挟んで寺の向かいに新池(しんいけ)があります。また、観…

東条川疏水のため池-八郎町池と鳥居池

加東市や小野市域の広大な農地を潤している水は、鴨川ダム(東条ダム)や昭和池から水路やため池を経由して送られてきています。東条川疏水ネットワーク博物館は、そうした用水とため池があるこの地域の豊かな自然や伝統、文化を貴重な地域資源として守り、…

稲刈りの田にアオサギ

黄金色に色づいた稲穂がまぶしく光っています。今年も実りの秋となり、あちこちで稲刈りが始まりました。 我が家の田圃では一足先に稲刈りを済ませました。コンバインが通り、刈り取ったあとにアオサギがやてきて、その長い首をすっと伸ばして蛙を食べている…

佐保神社秋祭り-屋台の一日

11日(日)、佐保神社秋祭りの本宮が行われました。この日は、氏子村から4台の太鼓屋台が出て、勇壮な宮入を披露することで知られています。4台とは、新町(しんまち)、上中(かみなか)、上組(かみぐみ)、下組(しもぐみ)の屋台太鼓で、各地区で大…

佐保神社秋祭りの宵宮で屋台巡行

10日(土)、佐保神社(加東市社)秋祭りの宵宮のこの日、社市街地では屋台太鼓の町内巡行が行われました。 午後3時から屋台倉前で佐保神社の神崎宮司さんにより神事が執り行われました。倉の前には保存会役員、若鯱会、地区住民ら多くの人が揃って巡行の…

上組屋台太鼓や写真を披露-佐保神社秋祭り前夜祭

9日(土)、午後8時、加東市社の上組(かみぐみ)屋台の太鼓倉で佐保神社秋祭りの飾り付けが終わった屋台の披露を行う前夜祭が行われました。 明日10日(土)が宵宮、11日(日)が本宮となっています。約一ヶ月かけて保存会の青年組織、若鯱会(わかし…

秋空に桜が咲いて-やしろショッピングパークBio

8日(木)、さわやかな秋空が広がり、黄金色に実った稲の刈り取りを行いました。田圃の近くにやしろショッピングパークBioの自動販売機でジュースを買って、ふと下川沿いに植えられている桜に目をやると、すでに葉が落ちて枝だけになっている木に白い小…

佐保神社秋祭り 社・上組の屋台太鼓の飾り付けと太鼓練習

7日(水)夜、加東市社の上組屋台の太鼓倉では、佐保神社の秋祭りの準備や太鼓の練習が行われていました。 屋台の飾り付けは保存会の青年の会、若鯱会のメンバーによってほぼ完成していました。電飾の点灯も試されました。 倉の前では乗り子の小学生と中学…

加東の祭-高岡稲荷神社秋祭りの屋台巡行

4日(日)、加東市高岡地区では稲荷神社の秋祭りが行われ、秋晴れの空の下、まぶしい光に輝きながら、3台の屋台太鼓が地区内を巡行しました。 北西組、北東組、町組の3台の屋台太鼓がそろって地区内を巡行し、お花をいただいた家の前で差し上げが行われま…

加東の秋祭り-上滝野春日神社・勇壮な屋台太鼓の宮入

4日(日)、秋晴れの下を加東市上滝野地区へ車を走らせました。県道(旧国道175号)で、巡行中の神輿を見かけました。11時前に春日神社に着くと、ちょうど祭礼の儀式が始まる直前で、参列する役員さんや舞を奉納する巫女さんが整列しようとするところ…

加東の秋祭り-上田大芋神社の獅子舞奉納

4日(日)、午前7時30分から加東市上田の大芋神社で秋祭りの獅子舞の奉納が行われました。地区青年有志によって復活された獅子舞が宵宮で、そして、本宮の早朝に神社本殿前で奉納され、その後地区内の各家を回っていきます。昨夜の宵宮で奉納されており…

上鴨川住吉神社で伝統の神事舞

3日夜、加東市上鴨川の住吉神社では秋祭の宵宮の行事が行われました。これまで10月4、5日にわたって行われてきた祭礼も、今は10月の第一土日に行われるようになっています。 私が着いたころには、すでに長床での儀式、神巡り、拝殿での神主、祢宜の舞…

私の参考書-「新町の記録」(平成19年・大久保利政著)

平成17年度、私は加東郡滝野町立滝野東小学校で勤務していました。3年生から6年生までの4学年、12クラスの総合的な学習の時間を担当しました。週2時間、子供達と地域を舞台にして学習するのは楽しいものでした。 学校は滝野町新町にあります。勤務し…

私の参考書-「嬉野」(兵庫県立嬉野公民研修所)

今日紹介する冊子は、兵庫県立嬉野公民研修所(加東郡社町)の創立20周年を記念して編まれた記念誌で、昭和38年(1963)に発行されています。表紙には、懐かしい八紘寮(八角形の木造宿泊施設)のスケッチが描かれています。 公民研修所の前身である…

一瞬の光芒-大池に映える朝雲

30日(水)、今朝も歩きました。少し長いコースで、途中、社市街地の南、環状線の坂道を下り大池にさしかかりました。ちょうどそのとき、振り返ると東の空にかかる雲が夜明け前の朝日の光に映えて朱に輝いていました。静かな鏡のような池面にその雲が映り…