ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

社の朝-大池、忠魂碑、佐保神社、大師殿

30日(水)の朝も日の出の少し前に朝のウォーキングに出ました。この1年もあと二日となりましたが、今年もよく歩きました。季節のよって歩く時間は変わりますが、四季それぞれの景色を楽しみながら、40、50分歩きます。 定番は、自宅から社中央公園、…

冬の朝-鉢の氷と空に鉄塔

29日(火)の朝、よく冷えた冬の朝でした。庭のハスの鉢の水が氷っていました。今年の冬、初めて見た氷ではないでしょうか。 愛犬さつきを連れて裏の駐車場に出ると、霜が降りて枯れ草の葉は白く氷っていました。空を見上げると、雲一つないまぶしいばかり…

上鴨川の道標-横断歩道の両側に

昨日、加東市上鴨川の鴨川起点の標識を紹介しましたが、その小さな橋を渡って上鴨川の集落の東、国道372号線と交差する所に出ると、横断歩道のこちら側と向こう側に道標が立っていました。向こう側の民家の玄関先に建てられている背の高い道標は、大きな…

鴨川の起点標識-加東市上鴨川

加東市上鴨川、中心部の集落の中の旧道を通っていると、小さな橋にさしかかりました。橋の手前右手に一本の標識が建てられています。石のように見えますが、コンクリートのようです。 「兵庫県」「一級河川 鴨川起点」という文字が刻まれていました。目の前…

分かれ道-明治館前広場への橋、坂道、階段

朝のウォーキングで歩いているコースで、加東市社の市街地の外周となっている社環状線(国道旧372号)を時計回りに歩きます。そして、県道(旧国道175号)との松尾交差点の手前、稲岡材木店の西にある細い小径に入り、ほんのしばらく歩くと、写真の景…

社小の児童から手紙-ふるさと学習

今日、自宅に社小学校の児童から手紙が届きました。封筒の中には担任の先生の手紙が添えられていました。総合的な学習の時間で「ふるさと社」の学習を行ったときに、この歴史ブログを見て調べるきっかけにしたり、参考にしたということでそのお礼状でした。 …

明治館(元加東郡公会堂)前の坂道-大正10年の騒ぎ

24日(木)の早朝、路面はまだ濡れていましたが、気温は高く、水蒸気が立ち上って風景はうっすら白くかすんでいました。 加東市社の市街地の中央を南北に貫く道を歩いていくと、南端の明治館の前辺りで下り坂になっています。市街地が加古川の河岸段丘の台…

赤穂義士の寺観音寺-「薦誠碑」建立協力者の碑

赤穂義士の寺として知られる加東市家原の観音寺境内にある四十七士の菩提所の入口の脇に大きな石碑があります。碑の表面には漢文が刻まれています。これが「薦誠碑」です。 赤穂義士の150回忌にあたる弘化4年(1858)、赤穂藩ゆかりの観音寺の境内に…

今年最後の登校見守りーろうばいと霧の中

22日(火)の朝、いつものように自宅近くの通学路の交差点で登校見守りに立ちました。この通学路は「学校道」と呼ばれ、加東市社の旧い通りである田町通りから社小学校に通じる道です。市街地の子供達が通学班の列をつくって今朝も元気に登校していきまし…

夜明けの山氏神社

19日(土)の早朝、ウォーキングで加東市社の商店街を歩いていると、山氏神社への参道にさしかかりました。ちょうど東の空が昇る朝日に映えて明るくなり、参道の奧の本殿や鳥居、そして、手前のムクの大木の太い幹と小枝が影絵のように見えました。 この山…

今上陛下ご降誕記念の国旗掲揚柱-社交番隣

もうすぐ12月23日の天皇誕生日を迎えます。今上陛下は昭和8年(1933)12月23日にお生まれになりました。昭和天皇には、4人の皇女がありましたが、皇位を継がれる男のお子様、すなわち皇太子が誕生されたことで、全国各地で喜びの声があがった…

健やかな成長を祈願-佐保神社で

19日(土)、佐保神社(加東市社)に孫の七五三のお参りをし、産土の神様に孫の健やかな成長を祈願しました。家内の母親も一緒にお参りし、4代が揃いました。 天気もよく、家族揃っての記念写真も撮ってもらいました。 この歴史ブログでは、昭和10年代…

暖冬の加東-清掃奉仕と柿の花

17日(木)の昼頃、加東市藤田の市道で県立社高校の女子生徒らが袋を持って道路のゴミ拾いをしているのが目に入りました。2学期末の清掃奉仕活動なのでしょう。 この市道は藤田地区から嬉野台地へと続く旧い道。私も社中学校、社高校の生徒だった頃は、走…

12月14日観音寺-義士祭に川柳掲示

12月14日(月)、赤穂義士祭が行われた加東市家原の観音寺境内に川柳やしろの皆さんの川柳が掲示され、お参りに訪れた人が焚き火にあたりながら楽しみました。作品をいくつか紹介します。 テレビ切る何できるのと女房起き 三郎 老眼鏡かけても読めぬ説明…

山国原田池の朝

17日(金)、朝7時過ぎに加東市山国の県道を走っていると、東の空に明るい光りが広がりました。 車を原田池の方面に走らせ、池の堤で昇る朝日を眺めました。今朝は冷たい空気が地上に下りてきて、池面には湯気が立ちのぼっていました。 この原田池は標高…

通学路にロウバイやスイセンの花が

朝、家の近所の交差点で社小学校に登校する児童の見守りに立っています。子供達と毎朝「おはよう」「いってらっしゃい」と挨拶をするのが日課になり、一日を元気にスタートすることができています。 さて、その交差点の角の家の庭にロウバイの木があり、もう…

加東市義士祭-家原観音寺で赤穂四十七士を偲び法要

14日(月)、義士祭のこの日、加東市家原の観音寺で赤穂義士を偲び追善法要が営まれました。 観音寺の境内では、朝から赤穂義士の法被姿の奉賛会の皆さんが焚き火やくじ引き、甘酒、線香の接待などで訪れる人を迎えていました。 近くの社小学校の6年生が…

昭和初期-義士に扮した青年と「赤岸」明治橋の風景

12月14日といえば忠臣蔵。日本人の魂の物語です。GHQによる占領時代には「仇討ちもの」は許可されなかったそうです。「忠義」によって主君の仇討ちをする武士の精神は日本人の強さの源泉と見ていたアメリカがもっとも恐れるものでした。 さて、その赤…

明日14日は加東市義士祭-観音寺で法要や駅伝

明日、12月14日(月)は加東市家原の湯谷山観音寺境内、四十七士菩提所などで義士祭が行われます。すでにこのブログで紹介していますが、前日になりましたので紹介します。 観音寺は加東市家原の「赤岸」交差点に面しています。「赤岸」は「赤穂義士」が…

佐保神社境内のクスノキの根元に恵比寿大明神の碑が

12月7日(月)の朝、いつものように佐保神社の境内を歩いていると、本殿の裏の境内森林の中のクスノキの太い幹の根元に小さな石板が置いてあるのに気づきました。写真の通り、れんが大の小さな石板です。森の中に入って近づいて見てみると、「恵比寿大明…

今頃ですが、今年の緑のカーテン写真

師走の今頃ですが、今年の夏の「緑のカーテン」写真を掲載します。 毎年、5月に開催される加東市の花と緑のフェスティバルで加東エコ隊の皆さんからいただくゴーヤの苗を育てて緑のカーテンづくりに取り組んでいます。秋には、その成果をエコ隊主催の写真展…

14日は加東市赤穂義士祭

もうすぐ14日。義士祭です。加東市家原の大悲山観音寺では義士の追善法要や中学駅伝、剣道大会などが行われます。すでに12月6日の歴史ブログで義士祭や観音寺について紹介していますが、近づいてきましたのでもう一度ご案内をいたします。 当日は地元家…

昭和13年-紀元節の日の日記から

昭和13年(1938)2月11日は金曜日、天気は晴れでした。戦前は紀元節、戦後は建国記念の日です。当時28歳だった父の日記を読んでみると、佐保神社での祈願祭、社小学校での紀元節拝賀式に参列したことが短く記してありました。 小学校の新校舎に感…

兵教大附属幼稚園の大根畑

今年は大根が豊作で産地では値崩れを防ぐために廃棄が行われているという報道もありました。わが家でも方々から大根をいただき、食卓にのぼっています。朝の味噌汁、おろしでちりめんじゃこ、関東煮、つけもの、と欠くことがないほどです。 先日、兵庫教育大…

早朝の池面に羽ばたく

冬の朝、ウォーキングの楽しみの一つは、日の出前の空の色の変化と池面に映る空や周囲の風景、そして渡り鳥の泳ぐ姿です。 加東市社の市街地にある新池には、関西電力社営業所の鉄塔が映った風景と、渡り鳥という楽しみがあります。 静かな池面に波紋をたて…

義士祭近づく-加東市家原観音寺

4日(土)、今日も空は晴れて、寒風が吹きました。播磨平野の典型的な冬の空模様でした。 社の市街には「義士祭」と染め抜いた幟が掲げられ、強風にはためいています。12月14日に恒例の加東市赤穂義士祭が行われることを告げています。この幟を見ると、…

冷たい朝-日の出前の風景

4日(金)、冷たい朝でした。まだ暗いうちにウォーキングに出て、佐保神社から若宮を通り、大師殿へと通じる新池の堤にさしかかると、東南の空に関西電力社営業所の鉄塔が日の出前の冷たく透き通った空と池面に映っていました。 夜明け前の一瞬、地平と低い…

昭和15年-町青年団の体育訓練大会

昭和15年(1940)8月25日は日曜日でした。父の日記には、青年団の運動会のことが記されています。 大東亜戦争開戦のほぼ一年前のことですが、ヨーロッパではドイツがフランスに侵攻しイギリスを空爆していた頃です。日本国内でも第二次近衛内閣が成…

父の日記より-昭和14年、兄弟の帰還と入営

この歴史ブログでは、昭和10年前後の郷土の軍事関係文書を紹介してきていますが、入営、退営の際に行われた佐保神社頭での奉告祭、凱旋兵の出迎え、遺骨凱旋、町葬などについて詳しく紹介してきました。 父の日記を読んでいると、弟二人の帰還と入営のこと…

湖底に沈んだ土井部落の人の証言②-藤井先生の実践から

昨日に続いて、藤井喜明先生の東条ダムの社会科学習の実践記録に収録されている土井部落の人のインタビュー内容を紹介します。写真は緑の山々に囲まれた東条湖を遠望したものです。あの湖の底に土井部落があったのです。 「たしかな社会科授業を求めて-東条…