ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

火野正平が秋の加東市を走った-上滝野から河高を

30日(水)の朝、登校見守りから帰ってくると、家族が「早く見て!」とテレビを指さしました。NHKのBS放送・火野正平の「にっぽん縦断こころ旅」で、火野正平が加東市を走っていました。残念ながら闘龍灘で手紙を読む場面は見ることができなかったの…

昭和8年-兵庫県立社高等女学校の運動会風景

兵庫県立社高等女学校(現社高等学校)の昭和8年(1933)の卒業アルバムから、運動会風景を紹介します。正しくは「体操演習会」とあります。 以前にも友人の母上の写真で、運動会の得点板の前で記念撮影したものを紹介したことがありますが、優勝組の写…

朝のステラパークに翻る旗、そして五峰山にかかる雲

28日(月)の朝、社中央公園ステラパーク辺りを歩きました。「まつりのあと」(加東市秋のフェスティバル)の芝生公園には昨日の午後の雨に濡れたテントを干すためでしょうか、まだ張られたままでした。まつりの次の日の朝の景色もにぎわいの余韻が残って…

秋のフェスティバルで出会った加東産のすぐれもの

27日(日)、昨日に続いてステラパークで開催されている加東市秋のフェスティバルで、菊花展の表彰式の前に会場を歩いてみました。 まだ開場前の10時前だったので、開いていないブースもありましたが、すでに人だかりができていたのが加東市内の優良企業…

加東市秋のフェスティバル-加東の元気と味を満喫

26日(土)、27日(日)の2日間、加東市秋のフェスティバルが市役所南駐車場、中央公園のステラパークを会場として開催されます。 26日の昼頃、会場を訪れました。この日は三木市防災公園で県の「ふれあいの祭典」と「北播磨の食と農の祭典」も同時に…

昭和8年ー兵庫県立社高等女学校全景と朝礼風景

残しておきたい風景として、昭和8年(1933)の兵庫県立社高等女学校の卒業アルバムから写真を紹介してきています。今は、県立社高等学校としてその100年余の歴史と伝統が継承されています。校舎跡は裁判所と住宅地になっていますが、アルバムの中の…

昭和8年-県立社高等女学校の修身の授業風景

昭和8年(1933)の兵庫県立社高等女学校の卒業アルバムの中に授業風景の写真が掲載されているのですが、その中に「修身の授業」がありました。 黒板には「親心」、「娘選び」「決心」「母は尊し」「少女心」「人物本位」「結婚の準備」などの言葉が板書…

嬉野の空高く、秋の雲が飛ぶ

23日(水)、9時前に加東市のほぼ中央部、嬉野台地を車で走っていると、青空が広がり、その空高く、すじ雲のような、まるで波のような白い雲が幾筋も伸びていました。思わず路側の空き地に車を止めて、シャッターを押しました。 嬉野大地の空は広いのです…

稲刈りがすんだ田圃にアオサギ

22日(火)の午後、稲刈りが済んだという電話がありました。えっ、と少しびっくりでした。というのも今日は稲刈りはないだろうと勝手に思い込んでいたからでした。 しばらくしてから見に行くと、きれいに刈られた田圃には株と四隅にコンバインのキャタピラ…

佐保神社の大石灯籠と佐保講-幕末から昭和まで続いた伊勢参りの講

この度、佐保神社(加東市社)の神崎壽福(かんざきながとみ)宮司から、『摂播歴史研究』誌第70・80合併号(令和元年8月1日発行)をいただきました。同誌の巻頭に神崎宮司が研究論文「『伊勢信仰の盛行』の一例証『佐保講』の成立について」を投稿さ…

加東市の花コスモスが咲くー河高コスモスまつり

20日(日)、秋晴れの下、加東市河高地区ではコスモスまつりが行われました。今年はJR加古川線の社町駅の近くの田圃にコスモスが植えられ、例年よりは面積が小さいものの白や赤の大輪のコスモスの花がまぶしく輝き、風に揺れていました。 近くの河高交流…

昭和8年-県立社高等女学校の地歴の授業風景

昭和8年(1933)の県立社高等女学校の卒業アルバムの写真から、当時の女学校のようすや社の町の風景を紹介しています。それらは、80数年前に確かにあった、ふるさとの風景であり、女学生であった人々の学びの姿なのです。今は、女学校は裁判所と住宅…

昭和8年-県立社高女の耐寒徒歩競争風景

昨日に続いて、昭和8年(1933)の県立社高等女学校(現県立社高等学校)の卒業アルバムから当時の写真を紹介します。 この写真には「耐寒徒歩競争」とありますが、耐寒マラソンのことでしょう。体操服姿で走る女学生が坂道を下っています。遠くに半鐘台…

昭和8年-県立社高等女学校の田植えと餅つき風景

昭和8年(1933)の県立社高等女学校(現県立社高等学校)の卒業アルバムから、当時の女学校の学校生活や学校のあった社(現加東市社)の町の風景などを紹介していますが、今日は、校門前の田圃での田植えと校庭での餅つき風景を紹介します。 学校前の田…

佐保神社明神講で聞いた話-戦時中のことなど

16日(水)、加東市社の佐保神社明神講秋の例祭が執り行われました。明神講は江戸時代から続く佐保大明神の敬神結社で少なくとも200年以上の歴史をもっています。拝殿での祭礼が終わり、社務所で直会が行われました。講員の中には、80歳代の方もおら…

15日の朝の月、夜の月

15日(火)の朝はどんより曇っていました。西の空、灰色の雲の間に白い月が光っています。気温も下がり、寒いと感じるほどでした。 夜、ライオンズクラブの例会を終えて外に出ると、東の空、波打つような雲の間に白い月が光っていました。それは幻想的な夜…

三階のお見送り-東古瀬、上組、下組

13日(日)の佐保神社秋祭りの宮での下向が終わり、5台の太鼓屋台がそれぞれに帰りにつきました。今年、令和元年の秋祭りを記念して7年ぶりに宮入りをした東古瀬地区の屋台への感謝を込めて、社市街地の三階(さんがい)交差点で、上組、下組が見送りを…

佐保神社秋祭-令和新時代を祝い、勇壮屋台練りで盛大に

13日(日)、加東市社の佐保神社秋祭り本宮が行われました。昨日の宵宮は台風19号が近畿地方に最接えい近し警報かが発令されたために太鼓屋台の巡行や宵宮演芸会が中止となりましたが、本宮は予定通り行われました。 今年は御代替わり、令和改元を祝い7…

昭和初期の県立社高女校門の桜景色と観桜会

知人に見せてもらった県立社高等女学校の昭和8年(1933)卒業アルバムにあった当時の写真を紹介します。 現在は社裁判所になっていますが、写真には校門と満開の桜が写っています。桜の下で先生と生徒が一緒に桜を愛でている風景に女学校らしい雰囲気が…

佐保神社秋祭り-社上組太鼓屋台宵宮前夜祭で安全祈願

11日(金)、夕方から台風19号の影響と思われる風が吹き始めました。 午後8時から加東市社の社上組太鼓倉前で、宵宮前夜祭が行われました。宵宮の前夜、飾り付けの終わった屋台の披露と練習に励んできた乗り子の成果を地域の皆さんに見ていただこうとい…

昭和初期の活気あふれる社町商店街の風景

昨日紹介した県立社高等女学校の昭和8年(1933)の卒業アルバムに当時の社町(現加東市社)の商店街の風景が掲載されていました。 当時は北播有数の活気ある商店街で商店が軒を連ね、近隣から多くの人が買いものに訪れていたときいています。この写真は…

社高女から望む社の街の風景ー昭和8年卒業アルバムより

知人から古いアルバムを見せていただきました。昭和8年(1933)の県立社高等女学校の卒業アルバムです。その中に校舎から社の街の風景を撮った一枚がありました。校門脇の桜の木が満開です。当時の女学校は市街地の南東、現在は社裁判所のある所にあり…

社上組屋台倉で祭り準備が進む-てるてる坊主に願いこめ

8日(火)の夕方6時前、事務所から出ると西の空一面に夕日に照らされた雲が広がっていました。急いでカメラを取りに家に走りましたが、カメラを構えたときにはすでに景色は変わっていました。雲は一瞬です。 夜、社の上組太鼓屋台倉では、週末の秋祭りに向…

播磨平野大展望-朝の社中央公園金屋谷池から

7日(月)の朝7時前、加東市社の社中央公園金屋谷池の堤から眺めた播磨平野の景色です。この場所に立つと南から西、そして北まで180度の大眺望が開けています。小野市、加西市、西脇市、多可町の山々が遠く低く連なっています。 ここから見る夕日の雄大…

上鴨川住吉神社の神事舞

6日(日)、11時過ぎに東条方面から車を走らせ、上鴨川住吉神社を訪れました。境内では長床での儀式が行われている最中でした。中世さながらの衣装姿に一気に時代を超えた感に包まれてしまいました。境内には20人ほどのカメラマンがその様子や境内の景…

昔学徒練成場、今みらいこども園-嬉野の今昔

5日(土)、加東市立加東みらいこども園の運動会が行われました。今年4月に開園し、約240名の子供が入園し、今回第1回の運動会でした。元、嬉野公民研修所の跡地は、一時、兵庫教育大学附属小学校の仮校舎に使用されたこともありましたが、長い間、県…

行軍訓練と滑空するグライダーの景色-嬉野学徒練成場

嬉野学徒錬成場は大戦末期の昭和18年に竣工した、県下の青年学徒の国防訓練や技術訓練の拠点でした。今日紹介するのは、松林の続く広大な嬉野高原を行軍する訓練生と空を飛ぶグライダーが同時に写っている写真です。 70数年前の嬉野ではこうした風景があ…

嬉野学徒練成場でグライダー滑空訓練

昨日に続いて、大東亜戦争中に建設された県営嬉野学徒練成場の記憶を当時の写真で紹介します。 この写真は練成場でのグライダー滑空訓練のようすです。訓練しているのは女子で、広々とした嬉野高原の景色も写っています。今は、こども園から小・中・高・大の…

嬉野学徒錬成場の記憶-男子も女子も

今年は兵庫県立嬉野台生涯教育センターの設置40周年にあたります。県下の生涯教育の拠点としての歴史を刻んできましたが、その前身にあたるのが嬉野公民研修所です。戦後、公民教育の拠点として、加東郡社町の嬉野に設置され、県下の青年団活動のメッカと…

百旗墓地の一石二字法華経塔

朝のウォーキングで、加東市社の市街地の東にある百旗墓地の脇を通り、市役所、中央公園を歩くことがあります。墓地の入口近くに一際大きな石塔があります。 正面には「一石二字法華経塔」と刻まれています。側面には文化十歳の建立年が刻まれていました。今…