ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日が沈む頃のセミ-もう逃げません

夏の日の夕暮れ時、一日の終わりを告げるかのように庭のセミが鳴きます。そして、夜を過ごす場所を定めたかのように木の幹やムクゲの細い枝にもセミが止まっています。クマゼミはカメラで近寄っても逃げることなくその姿をさらけ出していました。ナンキンハ…

カーテンを開ければ、目の前にセミが

早朝、庭に面した窓のカーテンを開けると、目の前に黒い物体がいくつも。クマゼミです。数匹が網戸にしがみついて夜を明かしたのでしょう。突然の出現に一瞬どきっとします。 庭の南京ハゼの幹にはアブラゼミがついていました。夏はセミ。こうしてセミの鳴き…

昭和20年終戦後の父の手帳からー敗戦国の悲惨日に募る

昭和20年(1945)の父の小さな手帳の8月15日の項に「12時 敵国ニ対シ降伏ノ詔勅 陛下ヨリ放送アリ 仕事手ニツカズ」と書かれています。当時父は36歳。社(現加東市社)の田町通りにあった社市場で働いていました。手帳には、食料の入荷や手配な…

アブラゼミ(ガラ)が庭の木を占領

セミは朝6時30分頃になると鳴き始めます。クマゼミです。小さい頃からこのセミをシャブと呼んでいますが、鳴き声がシャブシャブシャブ・・・からそう呼んでいるのでしょう。10時過ぎぐらいまで鳴き、飛び回りますが、それ以降暑さがピークの昼間はピタ…

のぞきこむ生命の神秘-庭のセミの抜け殻に孫の虫眼鏡

夏真っ盛りの日が続いています。木々が茂る我が家の庭は朝からクマゼミの鳴き声が渦巻き、何か特殊な周波数の音に包まれたエリアと化します。毎日、無数の幼虫が地中から這い出て木や草などによじ登り羽化していきます。 やってきたもうすぐ3歳になる孫は、…

町内会で守る御大神宮さん-元は田町通りにあった祠、今は佐保神社境内に

25日(日)、日が西の地平に沈もうとする頃、加東市社の佐保神社境内の西に並んだ小宮の真ん中辺り、御大神宮さんの祭りが行われました。 お祀りするのは、加東市社の田町通りの真ん中の中田町町内会の人々です。私もその一員なのですが、16戸の小さな町…

昭和20年8月15日の父の手帳

昭和20年7月24日にあった加東市下瀧野への米軍機による空襲とその犠牲者について調査した神戸新聞の記事がきっかけで、同年の父の手帳を読み返すことになりました。 8月15日の終戦の日の項には、次のように記されていました。 15日 火 防空壕修繕 …

昭和20年手帳に記された空襲-父の手帳から

神戸新聞に掲載された昭和20年7月24日の米軍機による下瀧野への空襲の記録に触発され、あらためて父の手帳を読んでみると、6月から7月にかけて「空襲アリ」の記述がありました。 場所などが記されていないので詳細は判りませんが、7月7日には明石空…

孫とセミの羽化を観察

22日(木)の午後6時過ぎ、帰宅すると孫(2歳10ヶ月)が来ていました。セミの抜け殻集めに凝っているので、庭の木の枝や家の壁についている抜け殻を集めました。その数全部で30匹を超えました。目がいいのか、すぐに見つけます。クマゼミはもちろん…

昭和20年7月24日の下滝野空襲ー父の日記にもその記述が

21日(水)日付の神戸新聞に「兵庫の知られざる空襲ー米軍の機密文書に記載 太平洋戦争末期、加東で住民2人犠牲」という記事が掲載されました。 昭和20年7月24日に鶉野飛行場を攻撃するために飛来した米軍機が下滝野を空襲し、住民2人が犠牲になっ…

夏の夜の神秘ークマゼミの羽化

昼間は猛暑。夕方になると涼しい風も吹き、空にはまだ白い上弦の月が光っています。玄関脇の生け垣の枝の先に2匹のクマゼミの幼虫がいるのが目に入りました。動いています。もう1匹は早や羽化を始めていました。 これから羽化という1匹をしばらく見ている…

真夏の景色ー山田錦が育つ里

19日(月)、加東市内を車で走っていると、田圃で育つイネの緑が濃さを増して鮮やかでした。 加東市牧野では、酒米の王様山田錦の田が広がってまさに地上は緑一色でした。遠く、五峰山の山並みが連なって濃い緑の帯となり、空は青く浮かぶ雲は白く、まさに…

梅雨が明け、夏本番-クマゼミの羽化

17日(土)、梅雨が明けました。今年は早い梅雨入りでしたが、結局例年と同じような時期に梅雨明けとなりました。クマゼミはよく知っています。何日か前から庭や家の壁などで羽化が始まりました。 夜9時30分頃帰宅すると、玄関の門柱の天辺近くで一匹が…

クマゼミがどんどん羽化し始めました

ここのところ、クマゼミの羽化の投稿が続いていますが、昨日紹介した通学路のクマゼミの抜け殻のあった交差点の角の家の庭のロウバイの木の一角に数匹の抜け殻が集中していました。なぜそこなのか?と思いながら写真を撮りました。一気に這い出てきたんです…

朝の通学路にクマゼミの抜け殻が

梅雨の朝の通学路。午前7時30分から15分ほどの間に10の通学班が通っていきます。昔の人は「学校道」と呼んでいる社の市街地の田町筋から社小学校に通じる道路です。 その学校道の元旧社町役場があった交差点で登校見守りに立っています。角の家の庭の…

門柱に抜け殻、2階の網戸にクマゼミが-いよいよ夏到来か

14日(水)の朝、玄関を開けると、門柱にセミの抜け殻がしがみついているのを発見しました。いよいよ門柱によじ登りはじめたな、と周囲を見回したのですがセミの姿はなく、早々に飛び立っていったものと思っていました。 登校見守りに立とうと再び玄関に出…

梅雨の朝のサソリと牡牛-社中央公園ステラパーク

13日(火)の朝、久しぶりに歩きました。社中央公園の金屋谷池の堤から眺める五峰山光明寺は雲に隠れていました。 ステラパークは一層緑を増していました。円形広場の周囲に配された星座のモニュメントが梅雨の朝に語り合うように向き合っています。 さそ…

庭で見つけたイトトンボ

今日は一日不安定な天気でした。姫路市内で激しい雷雨に遭いましたが、加東でも雷雨だったと聞きました。 夕方、雨が上がったので庭に出てみると、何かが動くのが目に入りました。イトトンボでした。息を止めてあとを追うと、槙の木に止まりました。なんと細…

梅雨明け前の朝、昼、夕景

梅雨明けも近い11日(日)は、朝から空模様の変化が大きい一日でした。朝、新聞を取りに出ると、玄関脇の壁にまたセミの抜け殻がついていました。土曜日の夕方、やってきた孫が捕ったばかりなのに、まるで指定席のようにまたここで羽化したのです。空は曇…

抜け殻と並んでー2匹目のクマゼミ

10日(土)の朝、玄関脇の壁に今季2匹目のセミを発見しました。水道の蛇口のすぐ側の壁の低いところに、抜け殻ともうすっかり黒くなったクマゼミがきれいに並んで止まっていました。その並び方のあまりに整っていることに思わず笑ってしまいました。 こ…

セミの羽化続報:クマゼミになりました

6日(火)の夕方から夜にかけて我が家の玄関脇の壁、窓枠の下で羽化した今夏最初のセミは、7日の朝、立派なクマゼミになっていました。 抜け殻から少し離れたところに移動し、雨が止むのをじっと待っているようでした。昨夜の半透明の体は黒々と精悍なクマ…

クマゼミの羽化-今夏初は窓枠で

6日(火)の午後7時過ぎに帰宅しました。玄関でふと目に飛び込んできたのが、すぐ脇の壁、アルミサッシの窓枠にぶら下がっている物体でした。「えっ!」と立ち止まり、よく見てみると、やはり殻から抜け出し羽化を始めたばかりのセミでした。えらく早いな…

セミが鳴き始めましたー一瞬耳鳴りかと・・・

梅雨の今頃、庭でセミの声も聞こえ出しました。チーチーというか弱い鳴き声です。鳴き声からチーチーゼミと呼んでいますが、ニイニイゼミというのが正式なんでしょうか。夏休みに入る前に、一番早く鳴き始めるセミで少し小型です。抜け殻はどろまみれです。…

大甕の中のメダカとオオカナダモの白い花

梅雨の朝、庭の大甕を覗いてみると、オオカナダモの白い小さな花と甕の中を泳ぐメダカたちの姿がありました。しばらくそのようすを眺めていました。この大甕で生まれたメダカが大きくなり、やがてまた卵を産み、育っていきます。この大甕がいわば世界です。…

事務所のサボテンの花が咲きました-亡き人のサボテン今も

3日(土)、早朝に事務所のシャッターを開けるとき、ふと見ると、サボテンの花が開いているではありませんか。3つ花の芽がついていたのですが、そのうち1つが大きく開き、もう一つが小さく、あとの1つはまだ開いていません。 黄色い花をつけているのはウ…

空き家になりましたーツバメの巣:最終報

2日(金)の朝の登校見守りで、消防団詰所の赤色外灯のツバメの巣がとうとう空き家になったことを確認しました。次々と巣立ちしていき、ついに4羽のツバメが全員無事に巣立っていったのです。 空き家となった巣のまわりをツバメが飛び回っています。親子で…

梅雨の夕景-まるで生け花の作品のようなケヤキとアオサギ

6月30日(水)の夕方、といっても午後7時前、加東市社の佐保神社前の交差点のガソリンスタンドに寄った時、北の空は雨雲が低くなり、その空を背景に神社参道の大ケヤキの一番高い枝の上に一羽のアオサギが止まっているのが目にとまりました。 その光景は…

続報:ツバメが巣立ちました

30日(水)の朝、いつもの登校見守りの交差点に行くと、一緒に立っている方が、ツバメの子が巣立ったよ、と近くの電線に止まっている一羽のツバメを指さしました。確かに。とうとう巣立ったか。そのツバメのようすを見に親ツバメが時折り飛来します。子ツ…