ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

兵庫県立社高等学校で第74回卒業証書授与式挙行-コロナ禍の高校生活を乗り越え

27日(日)、加東市唯一の県立高校である社高等学校で第74回卒業証書授与式が挙行されました。早朝には一瞬雨がぱらついたのですが、式が始まる午前10時頃には空も晴れて暖かい好天になっていました。 創立108年の長い歴史を誇る県下有数の伝統校で…

26日早朝の下弦の月と明けの明星

26日(土)の午前6時前、カーテンを開け、外を見ると、南の空に下弦の月が煌々と光っていました。そして、その東に明るい星が輝いているのが明けの明星でした。 天気がいいんだなと思いながら、しばらく見ていました。もうすぐ新月になります。月にカメラ…

梅とロウバイ-寒さの中にも春を感じる

庭の梅の花がだいぶ開きました、そして、登校見守りに立っている通学路のロウバイが満開です。 冷たい空気に包まれた朝でも太陽の光にまぶしく輝いています。梅の木は、母が生前寄せ植えしていたものを直植えしたものですが、30年余りも経つと立派に育ちた…

昭和7年第18回衆議院議員選挙ー横田孝史の青年有志の応援ビラ

今日は、昭和7年(1932)2月に実施された第18回衆議院議員選挙における兵庫県第三区、横田孝史の立候補に関する推薦文を紹介します。 写真は、民政党の第三選挙区青年有志代表者小西信二の名で有権者に訴えた応援ビラです。 当時の選挙制度は中選挙…

新池にハシビロガモが

23日(水)の早朝、加東市社の佐保神社から若宮神社を過ぎて、持寶院の大師殿に向かう途中に新池の堤を歩きます。 池面にカモの泳ぐ姿が見えたので、そっとカメラを構えて撮りました。 胸が白く、くちばしが大きい姿で、ハシビロガモだと分かりました。新…

第18回衆議院議員選挙ー兵庫県第三区で出馬の横田孝史への大隈信常の推薦文

昭和7年2月(1932)に行われた第18回衆議院議員選挙における兵庫県第三区で出馬し当選した小林絹治(政友会・加東郡(※旧)出身)に関する資料を紹介してきましたが、今日は、同じ選挙で立候補した横田孝史への応援を要請した大隈信常の推薦ビラを紹…

昭和50年代後半の佐保神社秋祭り-上組太鼓屋台と若かりし頃の私

写真を整理していると、佐保神社秋祭りの写真がありました。社の上組太鼓屋台をバックにして撮影したものです。場所は境内西の鐘楼の前辺りで、宮入りを終えて屋台を据えたところのようです。上組の担ぎ手の法被がまだ以前の祭法被のものであること、私がほ…

冬の日を浴びてヒヨドリが集団でー柿の木と桜の木

20日(日)の昼前、家の周りをヒヨドリが飛び回っていることに気づきました。窓から差し込む冬の日にピーという鳴き声と影が走るように横切っていくのです。いつもより多いなと思いながら庭を見ると、なんと、柿の木に数羽のヒヨドリが止まり、さらに次々…

昭和7年第18回衆議院議員選挙ー播州算盤同業組合員有志の小林絹治推薦状

この選挙に関する史料を紹介してきていますが、今日は、播州算盤同業組合員有志31名による小林絹治の推薦文を紹介します。 小野市はそろばんの町として知られ、地場産業として算盤製造が盛んに行われてきました。当時は加東郡小野町で郡南部の中心地でした…

ウグイスかメジロか?動きが早すぎました

15日(火)の昼頃、庭を見ていると、木々を飛び回っている小さな鳥の姿を見つけました。カメラを手してその姿を追うのですが、何せ小さいのと動きが早くてとらえることができません。ウグイスかメジロだと思いながらも、その特徴をとらえきれないまま、ヒ…

16日寒夜の満月、17日早暁の満月

16日(水)は冷たい空気に包まれました。午後6時前、神戸からの帰路、突然、山の谷間に頭を出した白い大きな月の上部が目に飛び込んできました。「何だあれは」と一瞬驚くほどの大きさでした。 加東に戻った頃には真っ黒になった東の空にまばゆいほどの白…

昭和7年第18回衆議院議員選挙-小林絹治の投票前日のビラ

昭和7年2月に実施された第18回衆議院議員選挙において、兵庫第三区に立候補した小林絹治の投票前日ビラを紹介します。最後のお願いです。選挙をする者として、約90年前の選挙も今の選挙も有権者への最後のお願いは変わらないものなんだなあという切迫…

昭和7年第18回衆議院議員選挙-小林絹治の政見ビラより

昭和7年2月に実施された第18回衆議院議員選挙に兵庫県第三区で立候補した立憲政友会の小林絹治に関する資料を紹介していますが、今日は、政見ビラから一部を紹介します。 2350字におよぶ政見では、前民政党内閣の金輸出解禁、緊縮財政を厳しく批判し…

昭和7年2月第18回衆議院議員総選挙ー犬養毅の小林絹治推薦文

昭和7年(1932)2月に実施された第18回衆議院議員総選挙で、立憲政友会総裁の犬養毅が小林絹治の推薦文を出しています。印刷したものですが、政友会の推薦ビラです。 小林絹治君敬啓茲に衆議院議員総選挙に臨み吾党候補として右其人を推薦致し候目下…

昭和7年2月第18回衆議院議員総選挙ー小林絹治から社町の有力者への手紙

昭和7年2月の第18回衆議院議員総選挙において、兵庫県第三区から立候補した小林絹治の諸資料を紹介しています。今日は、小林絹治自身が社町の有力者(社町社区田町)に送った手紙を紹介します。 拝啓春寒料峭の候益々御健勝奉恭賀候陳者私儀此度重ねて立…

昭和7年2月衆議院議員選挙ー県会議員の小林絹治応援依頼②

昨日のつづきを掲載します。顧みれば過去二十年の久しきに渉りて本郡出身の代議士を見ざりしば頗る遺憾に存じ候折柄小林氏の出馬は将に時期到来の感有之内心痛快に存じ居候、従って我等の結束にして鞏固なりせば一選良の選出は易々たる事と確信仕り候、之れ…

昭和7年2月衆議院議員選挙ー県会議員の小林絹治応援依頼文

昭和7年2月に実施された第18回衆議院議員総選挙において兵庫県第三区で立候補した小林絹治(加東郡河合村)関係の文書を紹介していますが、今日は、当時の加東郡選出の県会議員蓬莱茂雄(福田村大門)の応援文書を紹介します。 伏して本郡有権者各位に訴…

小林絹治立候補挨拶文よりー昭和7年第18回衆議院議員選挙兵庫県第三区

昭和7年(1932)2月に実施された第18回衆議院議員総選挙に立候補した小林絹治の立候補挨拶文について、①略歴と写真、②生い立ちについて紹介してきましたが、今日は政見についての部分を紹介します。 翻って国家の現状を見まするに益々多事多難、殊に…

すぐ前にツグミが飛んできました

先日、娘の家を訪れました。家の裏には水路があり、向こう岸のコンクリート岸に突然一羽の鳥が飛んできました。 距離にして3,4メートルでしょうか。こちら側に人がいることなど気にしていないようで、カメラを取り出し、撮りました。デジカメはいつもポケ…

ヒヨドリが見せてくれた2態-精悍、くつろぎ

最近、庭にやってくるヒヨドリが増えたように思います。ペアが多かったのですが、数羽が一緒にやってきて庭の柿の木と隣家の庭の木、駐車場の桜の木を飛び回って遊んでいるようにも見える時もあります。ひょっとしら縄張り争いなのかもしれませんが。 ときに…

小林絹治立候補挨拶文に見る生い立ち-昭和7年第18回衆議院議員選挙兵庫県3区

今日は、小林絹治氏の立候補挨拶文の前半部分、生い立ちについて記した文を紹介します。 立候補挨拶文で自らの生い立ちをこれだけ詳しく、赤裸々に書いたものは珍しいのではないでしょうか。昨日紹介した略歴と合わせて読んでいただきたいと思います。立候補…

小林絹治の略歴-立候補挨拶文から

昨日に続いて、小林絹治が立候補した昭和7年(1932)の衆議院議員総選挙について紹介します。 旧家に保存されていた当時の文書綴の中に、この選挙への小林絹治の立候補挨拶状がありました。 この挨拶状には、後半部に小林絹治の写真と略歴が印刷されて…

昭和7年(1932)の第18回衆議院議員総選挙ー兵庫県第三区小林絹治の立候補①

この「ふるさと加東の歴史再発見」の平成21年(2009)7月21日の投稿記事で、帝国議会解散の電報を紹介しました。社町社(現加東市社)の区長「雑書綴」に綴じられていたものですが、再掲します。(電文)宛名 ヤシロマチヤシロ」マスダマサジ発信局…

通学路上の電線のカラス 絶妙の止まり方

2日(水)の朝7時30分頃、いつものように家の近くの「学校道」の交差点での登校見守りに出ました。 朝日が昇る頃で、高い電柱や電線にはスズメがチュンチュンと鳴きながら飛び回ります。ところが、この日は、通学路の上の電線に大きなカラスが一羽止まっ…

昭和4年度の兵庫県立社高等女学校使用教科書一覧表-英語も数学も国語も女子用教科書

地元の旧家に保管されていた古い書類綴の中に、昭和4年度(1929)の兵庫県立社高等女学校の教科書・参考書の一覧表がありました。 第一学年から四学年まで、14科目で使用する教科書等の書名、著者名等が書いてあります。 教科は、修身、国語、英語、…

今日もヒヨドリが柿の木に

2日(水)の昼過ぎ、庭の柿の木にヒヨドリが止まっていました。一羽かと思っていたら、もう一羽が近くにいました。(写真は同じヒヨドリ) 寒風の日には、頭の羽を逆立てて鋭い目をしているのですが、今日は穏やかな日の差すなかで、目つきもやさしく見えま…

昭和5年の自動車貨物輸送の広告ー社の中嶋貨物自動車聯合

地元の旧家に保管されていた書類綴の中に昭和5年(1930)の中嶋貨物自動車部の広告がありました。 社ー大阪路線、社・北条・妻鹿、姫路、西脇路線の荷物取扱について、社の田町の中嶋自動車と各地の取扱会社名が記されています。謹啓新緑滴る初夏之候御…

昭和4年の県立社高等女学校入学者へのお知らせ

ここに昭和4年(1929)の兵庫県立社高等女学校の入学生へのお知らせ文があります。「新入学者ニ申シマス」との表題は、いかにも女学校らしい気品を感じます。一、四月八日午前十時三十分ヨリ入学式ヲ挙行シマス 当日父兄(又ハ母姉)ノ方同伴セラレタシ…