ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2023-01-01から1年間の記事一覧

百旗墓地の風景ー昭和と令和

昨日、このブログで昭和30年代初めの加東市社の墓地の一つ、百旗墓地の写真を紹介しました。昨日の朝、まだ霧がたちこめる中、百旗墓地にあるわが家の墓掃除に行きました。 ブログで紹介した写真と同じ構図で写真を撮ってみようと思いましたが、変化が大き…

昭和30年代の百旗墓地?

この写真は、昭和30年代初め頃の社地区の墓地の一つである、百旗墓地で撮られたものだと思われます。 百旗墓地は、加東市社の市街地を見下ろす東の高い所にあり、隣の木梨地区との境を接しています。 百旗(ひゃくはた)の地名は、源平合戦の一ノ谷の合戦…

柿の木の枝のヒヨドリ

28日(木)、朝の8時前、庭から例のピー、ピーヨという鳴き声が聞こえてきました。カメラを持って窓の内側で構えると、柿の木の枝にヒヨドリが止まっていました。頬の赤い色と頭の羽が立っているヒヨドリの姿でした。しばらくポーズをとって、飛び去って…

令和5年最後の満月がよく見えました

27日(水)の夜、午後6時30分頃、すでに月は東の空にだいぶ高くまで昇っていました。 今年最後の満月です。車で帰宅する途中、吉川、東条、嬉野と山の端に見え隠れする月を見ながら、いいお月さんだとつぶやいてしまうほどの満月でした。 神戸からの帰…

昭和31年頃の笑顔あふれる一コマ

アルバムの中に、私が小さい頃の写真がありました。同じページに貼ってある写真が昭和31年(1956)のものなので、おそらくその頃でしょう。 写っている人物は、私、弟を抱く母、そして2人の女児の5人です。場所は当時新築されたわが家の縁側あたり。…

冬の朝の光ー電線とロウバイの葉が輝く

ここのところ寒波に包まれ、朝は冷え込んでいます。7時が過ぎて、西側の窓から見える、関電タワーや高い建物の壁が朝日に光り始め、やがて、地上にも朝の光が射し込んできます。 鳥たちも一番早く朝日が当たる高い電線や木の天辺に止まって鳴きはじめます。…

昭和33年夏の野球大会-嬉野野球場

この写真には、「町議対吏員野球大会 33.8.2」と父の特徴のある字で書かれています。昭和の大合併後の新社町時代の昭和33年(1958)の夏に行われた、町会議員と役場職員の野球の試合で両チームがホームベースをはさんで整列したようすを撮したも…

寒波の夜空で月と木星が光っていました

この3日ほどは、強い寒波がやってきて、冷たい空気に包まれています。中国山地の南側、瀬戸内側に位置する播磨では、雪は降りませんが山地を越えてきた冷たい乾いた風が吹きます。そのため、天気はよく、南に面した大きな窓の側は温室のように暖かいのです…

父の愛車 三菱シルバーピジョンスクーター

昨日に続いて、父と愛車、スクーターの写真を紹介します。この写真はおそらく昭和30年代はじめのものだと思います。私が小さい頃の記憶に、父がこのスクーターに乗っていた姿があります。こうして写真を見ると、後ろのシートにも懐かしい記憶があります。 …

66年前の夏の日曜日-社町役場の裏庭で

わが家のアルバムの中に、私が小さい頃の懐かしい写真がありました。写真の横に「役場の裏で 日曜のある日」「三二・八・一〇」と父の書き込みがありました。昭和32年(1957)といえば、今から66年前。私が4歳の時のことです。 当時、わが家は、社…

空に上弦の月-今年最後

20日(水)、事務所から家に戻ろうと外へ出ると、もう暗くなっており、空に明るく光る月が浮かんでいました。きれいな上弦の月です。向かいの家の祖母に抱かれた孫ちゃんが、空を指さして「ちゅき」と教えてくれました。 今年最後の上弦の月です。さっそく…

昭和33年、社消防団日本消防協会表彰受賞、町内パレード

この写真には、「33.12 日消受賞歓迎の夕」と父の書き込みがあります。昭和33年(1958)2月12日に行われた社消防団の日本消防協会表彰の受賞を地元社の市街で披露し歓迎するパレードのようすだと思われます。先頭に表彰状、続いて表彰旗、団員…

初めての寄せ植えー加東市子連協の催しで

17日(日)、冷たい空気に包まれた一日でした。社小学校では校内マラソン大会が開かれました。寒風に負けずに力走したことでしょう。 私は、社公民館で行われた加東市子ども会育成連絡協議会催の寄せ植え教室に出席し、参加した親子と寄せ植えの初体験をし…

観音寺本堂内の四十七義士の人形

14日に行われた加東市赤穂義士祭では、観音寺本堂で追善法要が行われました。続いて、墓(墓碑)にお参りしたあと、本堂に上がり、堂内を見せていただきました。 現在の本堂は昭和61年(1986)に再建されたものです。堂内には、御本尊の三十三体観世…

子どもの頃の冬の思い出ー雪、氷、初参会、三草山・・・

この頃、自分が小さかった頃のことをよく思い出します。 今から5、60年前の昭和時代、私が小さかった頃は、この辺りでも、冬にはよく雪が降っていたように思います。そう思っているだけで、実は雪が降った記憶だけが残っていて、そう思うのかもしれません…

加東市赤穂義士祭ー義士の忠義を偲ぶ

14日(木)、赤穂義士討ち入りのこの日、加東市家原の観音寺では、加東市義士祭が行われました。 寒風が吹いたり、雪が舞う年も多い中、今年は穏やかな天気で、コロナ前とほぼ同じ形で行われました。 10時30分から本堂で追善法要が営まれ、加東市内の…

冬の朝のステラパーク ふたごが見つめる景色は

加東市社の社中央公園にステラパークがあります。円形の芝生公園で、ステージや周囲を取り巻くベンチもあり、市のさまざまなイベント会場に使われています。普段は子供達が遊んだり、朝のウォーキングにも使われ、親しまれている公園です。 この公園には、1…

雨上がりの庭に大ミミズ

12日(火)の朝、ウォーキングから帰って来て庭に出ると、赤い南天の実に雨滴がついて鮮やかさが目立っていました。 ふと、足下で何か動いた気がして、よく見ると、白式部を植えている鉢の縁に大きなミミズが出てきていました。10センチは軽く越えている…

加東バスターミナル交流広場halkからの夕景

加東市社の加東バスターミナルには、交流施設「halk」が設けられ、休日などには、マルシェなどの催しが開催され賑わっています。 普段は、路線バスが発着しますが、広い駐車場があるので、観光バスやコミバス、タクシーなどの発着、乗降場所として利用さ…

紫電改、自走榴弾砲、気球-鶉野飛行場跡で考える

10日(日)、加西市鶉野飛行場跡の「sora加西」で催し物が行われました。加東から車で向かっていると、気球が浮かんでいるのが遠くからも見えました。天気もよく、暖かいなか、気球からの眺めはさぞ素晴らしいだろうなと思いながらの運転でした。 飛行…

つぼさ池のシラサギとマガモ-松尾から東実への旧道沿いで

9日(土)の午後遅く、加東市松尾から南隣の集落、東実への旧道を車で走っていると、左手のつぼさ池(壷沢池)の中の石の島の上に立っているシラサギが目に入りました。 車を堤の広いところに寄せて、カメラでズームしてみると、近くの水面を数羽のマガモが…

柿の木の枝にヒヨドリ

冬になり、庭の木々の葉が落ちると、枝が目立つようになり、そこで飛んでくる野鳥の姿を見ることが多くなります。 先日の朝もピーッという甲高い鳴き声がするので見てみると、ヒヨドリが柿の木の枝に止まっていました。パートナーを呼んでいるのでしょう。 …

赤穂義士菩提所の墓碑配置ー浅野の殿様を仰ぐ大石父子と取り巻く義士が

12月14日(木)、加東市家原赤岸の観音寺では、加東市赤穂義士祭が行われます。社の市街や赤岸交差点周辺にはその幟が立てられています。 観音寺境内に赤穂義士の墓(墓碑)のある菩提所があります。門を入り、正面には本堂、左に庫裏があり、その脇を通…

朝の電線にジョウビタキとメジロ?

5日(火)の朝、庭の向こうの高い電線に小さな鳥が止まっているのが目に入りました。カメラを向けてズームしてみると、ジョウビタキのようでした。しばらくして、電線にまた小さな鳥がやってきました。これもジョウビタキでした。 はじめの写真を拡大してみ…

新池の朝-朝食に余念のないカモたち

5日(火)の朝、ウォーキングで社市街地の新池の堤から,水面にくちばし、頭を突っ込んでエサを食べているマガモたちの姿を眺めました。朝食タイムです。 持寶院の大師殿にお参りしたあと、市街地の方から池を眺めてみました。そこは、これまで池面の上に駐…

冬のお日さんがつくる庭の色

4日(月)は、朝霧が出て、日中は日が射し、穏やかな天気になりました。庭に出てみると、すでに柿の葉は落ち、ナンキンハゼも枝のみになり、青空が広がっていました。 その中に黄色いつわぶきの花がところどころで光っていました。そして、ナンテンの実が青…

大深山東福寺と東条川疏水曽根サイフォンー加東市松沢で

3日(日)、昼前に加東市松沢の東福寺を訪れました。今日は、弁財天まつりが4年ぶりに行われます。その名の通り、山深い谷にある東福寺の本堂の前には、結界が張られ、山伏さん達が護摩焚きの準備をしておられました。焚き上げの時間には神戸に行かねばな…

コウノトリが加東市の池に

2日(土)、午後3時を回った頃、加東市内の池に沿った道路を車で走っていると、左手の向こう岸に何やら白いものが見えました。シラサギかと思いましたが、一瞬、その体に黒いものがあるのに気づき、ひょっとしてと思い車を路肩に寄せて止めました。 降りて…

明治時代の少年讀本-高田屋嘉兵衛ら英傑の伝記

手許に明治35年(1902)、東京博文館発行の冊子があります。第49編で『高田屋嘉兵衛』の伝記です。138頁で、文にはルビがふってあるので、少年も読めます。兵庫県淡路島の出身で、江戸時代に北方の海路を拓き、函館の発展に尽くした偉人です。兵…

師走の社市街地に義士祭の幟が立てられました

朝のウォーキングで加東市社の市街地を歩いていると、師走の訪れを知らせるように赤穂義士祭の幟が立てられていました。 12月14日に市街地の北端、家原の赤岸観音寺で赤穂義士祭が行われます。今年は木曜日の平日になります。観音寺では、義士追善法要、…