ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

スモモの可憐な白い花も咲きました

昨日は、隣の駐車場の桜の開花を紹介しました。東京の靖国神社や京都の開花宣言と加東市の私の標本木の開花が偶然同日になりました。こんなことは初めてでした。 気温が上がると、庭の木々も一気に春の装い変わります。その一角で、白い可憐な小さい花をつけ…

社で桜開花ー去年より1週間ほど遅く

29日(金)は、よく晴れて気温も一気に上がりました。陽気に促され、わが家の隣の駐車場の桜もちらほら咲き始めました。 この駐車場は、旧社町時代の役場があったところで、今は社連合区の消防会館、駐車場になっています。その隅に桜の木が1本あり、毎年…

秋津百石踊り奉納の案内ー西戸百石踊保存会

28日(木)、事務所に「秋津百石踊り奉納」の案内ポスター、チラシが届きました。 毎年、4月29日に秋津の住吉神社で、伝統の百石踊りが奉納されます。室町時代に始まったとされる雨乞いの踊りで、兵庫県指定重要無形文化財にもなっています。現在、秋津…

春の光の杏とメジロ

27日(水)、やっと青空が広がり、庭も春の日の光に包まれました。杏の花も待っていましたとばかりに輝いています。 今日もメジロやヒヨドリがやってきて、花を啄んでいます。メジロは花に細いくちばしを入れて、蜜を吸っています。枝から枝へと飛び移る度…

杏の花にヒヨドリもやってきました

25日(月)、午前は雨でしたが、午後には上がり、ほんの少し明るくなりました。 杏の花が満開になっているのですが、よほど美味しいのか、25日には、ヒヨドリがやってきました。メジロに比べると体が大きいので。よく目立ちます。 枝に止まって揺らしな…

また、杏の花にメジロがやってきました

満開の杏の木に今日もメジロが番でやってきました。小刻みに杏の花の枝が揺れるので、目を凝らして見ると、メジロでした。小さく、動きが素早いので、カメラをズームしたり、ピントを合わせている間にどっかへ移動してしまいます。シャッターを押す、その一…

杏の花にメジロがやってきました

24日(日)の朝、雨は上がりましたが空はまだどんよりと曇っています。 庭の杏の木は、薄桃色の花が枝に並んで咲き、一際目立っています。今年はヒヨドリとムクドリが集団でやってきては、枝を揺らしながら花や蕾を食べています。気がついた時には、音を立…

明治42年の習字速成練習帖 帝国習字速成學会編

地元の方からいただいた古い教科書などの中に、明治42年(1909)発行の習字練習帖がありました。大きさは半紙大、薄い冊子で、開いてみると、手本が印刷してありました。 筆者は、稻川雲谿先生(文部省習字検定試験委員、東京高等商業学校習字教授、専…

佐保神社の大欅と県道沿いの桜

20日の春分の日、冷たい風が吹く朝でしたが、佐保神社を訪れました。 瑞神門前の大欅はまだ葉をつけていないので、太い幹と枝、すでに営巣を始めているアオサギの巣が点々と見えます。門前から県道に下る坂の途中から振り返って大欅を見上げると、その幹の…

杏の花にうっすら雪化粧

21日(木)の朝、小学校の卒業式というのに、外はうっすら雪化粧でした。庭の木々の葉には、砂糖をまぶしたように白い雪が乗っかっていました。 昨日、杏の花が咲きましたと紹介したばかりなのに、今日は雪化粧の杏の花を紹介します。太い幹にも雪がまぶし…

庭の杏の花が咲き始めました

20日(水)の朝、ちょうど朝日が射し込んでくる頃、庭の奥の杏の木に薄いピンクの花が咲いているのに気づきました。 ついこの間まで蕾だったのに、もう咲き始めたんですね。小学校の卒業式の頃に咲きますが、21日はまさに市内の小学校の卒業式です。 平…

明治20年刊『尋常小學讀本』巻之三の目次より

地元の方からいただいた明治時代の小学校教科書の目次を紹介します。黒い表紙の和綴じの本で、発売所は大日本図書株式会社(東京市京橋区銀座)となっていました。 目次を紹介します。 正直もの まこと かひこ 二郎のおもちやを染めたる話(二章) 米 道長の…

朝日に光るレンギョウの花

朝の登校見守りで立つ通学路の交差点の角の家のレンギョウが満開に近くなり、子供が登校する7時30分過ぎの時間帯に差す朝日にまぶしく光っていました。 毎朝、子供はこの角を通り、季節の変化を見ながら登校します。何気ない風景ですが、卒業式の頃に咲い…

電線のシジュウカラ

16日(土)は、一日中いい天気でした。庭に出ると心地よい春に包まれました。 庭の向こうの電線に小さな鳥が止まっているのに気づきました。カメラを取ってきてズームしてみると、シジュウカラでした。その特徴ある「ネクタイ」と「白い頬」ですぐに分かり…

庭のラッパスイセンが咲きました 通学路のレンギョウも

16日(土)は、気温が上がり、春のような暖かさでした。庭には、ところどころに黄色いラッパスイセンの花が咲き始めました。まだ、日本スイセンが咲いているので、白と黄色のスイセンが競演状態です。 冬にプランターに植え替えておいた球根から伸びてきた…

明治27年刊の『尋常小學新軆讀本 巻五』 八城尋常小学校3年生が使っていた教科書

地元の方からいただいた古い教科書の中に明治27年(1894)発行の教科書がありました。『新體讀本』とあります。当時の国語教科書ですが、持ち主の名が裏表紙に筆で書かれていました。「八城尋常小学校 加東郡 第三学年生 氏名」。現在の加東市立社小学…

明治27年刊の『高等小學筆算教科書』巻之壹-130年前の算数教科書

地元の方からいただいた古い教科書の中に、小さい版の和綴じの冊子がありました。 『高等小學 筆算教科書 巻之壹 生徒用』でした。これまで、修身や讀本などを紹介してきましたが、今日は、算数教科書を紹介します。 昔の算数、数学といえば、江戸時代の和算…

もうすぐ花見シーズンー大師殿前で地元地区で

もうすぐ桜の季節です。今年はコロナを克服して初めての桜シーズンとなります。加東市内の桜の名所では、4年ぶり?の花見が花盛りとなるのではないでしょうか。 さて、この写真は、加東市社の持寶院の大師殿前で、地元の社一区の老人会の総会のあとの地区住…

藤川禎次特別賞ー加東酒米生産者大会で

3月2日(土)、やしろ国際学習塾L.O.C.ホール(加東市上三草)で令和5年度加東酒米生産者大会が開催されました。 大会には、加東市内の生産者、行政、JA、加東市産の酒米を使って日本酒をつくっている全国の12の蔵元ら関係者が出席し、酒米品評会入賞…

子猿の孝心-明治18年刊の『小學讀本」より

地元の方からいただいた『小學讀本』(明治18年刊)を時々開いて読んでいます。おもしろい話が載っており、今日は、その第二十課を紹介します。信濃國伊奈郡入野谷村の猟人冬日猟に出でたるに大木の上に大なる猿の居たるを鉄炮にて打とりて夜家に帰りて明…

大甕に氷が張っていました

10日(日)の朝、庭の大甕を見ると、氷が張っていました。冷えたんですねえ。まさに氷始めのような氷の筋が表面に伸びていました。触ってみると、薄い氷です。 この甕には、オオカナダモが生きています。今は甕の水中に沈んでいますが、水が温むと浮いてく…

ヒヨドリがロウバイの花を食べにきました

9日(土)は、冬型の気圧配置で、一日中冷たい風が吹きました。時折り、風に飛ばされた雪が舞い、真冬のようでした。 午前、庭にヒヨドリが番いで何度かやってきました。そのうち、柿の木の枝に止まって何かを食べているのに気づき、カメラを向けてズームし…

『大正徳行録』全国から徳行の人を紹介

大正15年刊行の古い本がありました。宮内省の編纂によるもので、384頁の厚い本です。開いてみると、字は大きいので読みやすく感じます。 この本は、大正天皇皇后陛下のご結婚25年を記念して、「全国の孝子、順孫、節婦、義僕、篤行」の人の善行を収録…

明治時代の作文教科書『中等作文教科書巻二』より

今日は、地元の方からいただいた古い教科書のうち、明治39年発行の『中等作文教科書 巻二』(寶文館)を紹介します。教科書の裏表紙には、Ono Middle School、氏名が書かれていました。小野中学校で使われていたのでしょう。 全部で20課から構成され、漢…

明治27年刊『高等小學 國民習字帖 第三』より

昨日に続いて、明治時代の小学校の習字の教科書を紹介します。昨日は、尋常小学校用でしたが、今日は高等小学校用を紹介します。 大きさ、形は同じです。開いてみると、楷書日用文字のお手本が書かれています。 まず、北海道から沖縄までの三府(東京、京都…

明治26年発行尋常小学校習字帖 八城尋常学校の児童が使用

地元の方からいただいた古い教科書の中に、明治時代の尋常小学校で実際に使用された習字帖(習字の教科書)がありました。短冊のような形で『尋常小學 國民習字帖 第四』とあり、表紙裏には、「明治廿七年三月一日 文部省検定済教科用書」と印刷されていまし…

明治18年刊『小学讀本四』よりー第29課 飼い主の後を追って自死した猫の話

明治18年刊の文部省編纂の『小学讀本四』の第二十九課の話を紹介します。〇第二十九課大阪葉山町鍛冶八兵衛が妻重病にて死なむとしたる時其家に久しく飼へる猫ありて暫しも床邊を離れずある日病人猫に向きて我は頓て死すべし我が無き跡にては我が如く汝を…

加東の歴史と文化を学ぶ会で講演ーふるさとの歴史の魅力とは

3日(日)、加東市社公民館で開かれた「加東市の歴史と文化を学ぶ会」の第3回講座で、「ふるさと加東の歴史再発見」の講演をする機会を得ました。 この講座は加東市観光協会の企画で行われており、阿江事務局長さんから依頼されたものでした。 この歴史ブ…

山田錦の生みの親 藤川禎次特別賞の第1回表彰式

2日(土)、やしろ国際学習塾のL.O.C.ホールで加東酒米生産者大会が、生産者、全国の蔵元、JAなど関係の皆さんが出席され、盛大に開催されました。 加東市は特A地区を有する山田錦の特産地であり,また、県の酒米試験地(沢部地区)や県産山田錦の種子栽…

日本旅行会の旅行案内ー台湾や朝鮮への旅行

一昨日紹介した昭和初期のものと考えられる教育旅行聯盟の団体旅行募集案内と一緒に箱に入っていたもう一つの旅行案内を紹介します。 日本旅行会のもので、台湾視察や朝鮮の金剛山探勝旅行のことが書いてありました。 台湾視察は、秋、神戸港発の16日間の…