2025-11-04 上組太鼓屋台の狭間(彫刻)②ー天神記から菅原道真公 昨日に続いて、佐保神社秋祭りの太鼓屋台、社の上組の屋台の狭間(彫刻)を紹介します。今日は、4面のうち、後ろの狭間です。 正面と同じ彫り師、花岡義一によるものです。彫刻の図柄は、「天神記」より「菅原道真公、霊を鎮める 尊意の場」だそうです。雲の上に乗った道真公の霊に向かって、比叡山延暦寺の座主尊意が祈りをしているような構図になっています。道真公の乗る雲からは、6条の稲妻が出ており、その下の地上には、人(公卿か)が怖れて倒れこんでいるのも見えます。どの人物も目がしっかり描かれています。