2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧
この歴史ブログで加東市河高にある銃の形をした忠魂碑を紹介しましたが、今日は同じ敷地にある奉公碑を紹介します。 忠魂碑の東側に一段高く、自然石の石碑があり、表面には太い字で「奉公碑」と刻まれています。陸軍中将建川美次書、昭和九年三月竣功と刻ま…
加東市梶原の千鳥川桜堤公園の駐車場の隣にこんもりとした森があります。ここに「新宮さん」と親しまれている新宮神社があります。御祭神は伊弉諾命、伊弉册命です。 小学生の頃、この新宮さんに遊びに来ていた記憶がぼんやりとあります。今は千鳥川の堤防が…
加東市上中、加東消防署の南側に公園があり、入口に石鳥居が建っています。鳥居をくぐると広場になっていて、その奥に玉垣に囲まれた八幡神社があります。公園の中にはすべり台や東屋があり、子どもや親子連れの姿をよく見かけます。 さて、この石鳥居は文化…
昨日紹介した河高の忠魂碑建立の趣旨を記した碑文が、同じ敷地の少し離れた場所に建てられていました。碑の前に立って刻まれた文字を目で追いながら朗読すると、忠魂碑建立に込められた当時の人々の思いが伝わってきました。 この忠魂碑には日清日露戦争、第…
昨日紹介した河高の旧滝野村役場跡のすぐ北隣に忠魂碑の建っている小高い場所があります。以前、この下の道路を車で走っている時に多くの人が草刈りをしている姿を目にしたことがあり、何があるのか気に掛かっていた場所でした。 車を止めて石段を上ると、そ…
加東市河高の集落を南北に貫いている旧道を北に向いて車を走らせていると、中国縦貫道の下をくぐったところで、道は大きく左にカーブし、右側には加古川の流れが視界に飛び込んできます。前方左には五峰山、中央に加古川、右には遠く中国山地へと視界が広が…
24日、市内各地区の初総会のご挨拶のために横谷地区公民館(加東市横谷)を訪ねました。夏の地蔵盆にも訪れたことを思い出しながら、公民館の横に並んで建つ地蔵堂を見上げました。その折り、地区の方がこの地蔵堂の由来や古さを説明して下さったことを懐…
国道372号と県道144号(西脇口吉川神戸線)が交わる上三草交差点(加東市上三草)の信号と接するように大きな石鳥居が立っています。県道を東進してくると、進行方向の突き当たりにこの石鳥居があり、その向こうに森と石段が見えて、まさに神社の正面…
昨日に続いて山氏神社の境内を紹介します。山氏神社は「やもりさん」と呼ばれて地元の人々に親しまれていますが、その境内にはクスノキなどの大木があったり、周囲をめぐる石垣がなどがあり、歴史の古さが伝わってきます。石鳥居も安永9年再建と刻まれてお…
加東市社の市街地を南北に貫く商店街を走っていると、商店が途切れて、石灯籠が建っているところがあります。ここが山氏神社の参道入口です。ちょうど佐保神社の東に位置しています。 この歴史ブログでも山氏神社について紹介してきましたが、境内には「義経…
15日、小寺彦兵衛さんの頌徳碑修復竣工開眼供養に出席した折、開式までに少し時間があったので、頌徳碑のある三草坂を少し歩いて山の方に上がってみました。軽トラック1台がかろうじて通ることができるほどの狭い急坂道です。少し上ったところに池があり…
15日朝、加東市下久米の三草坂にある小寺彦兵衛塚の修復竣工開眼法要が行われました。少し早めに塚に行くと、すでに兵庫県釣針協同組合の役員さんが来られて準備に当たっておられました。 塚は大正8年(1919)に建立されたのですが、90年経って傷み…
加東市の東条川に沿って走る県道小野藍本線を車で通るたびにいつもスピードを少し落として窓から見る風景があります。 加東市岩屋の八幡神社、薬師堂のある杜です。天を衝くように屹立する大杉が周囲の緩やかな傾斜の田圃と背後の山にピッタリとはまっている…
加東市社の市街地をほぼ一直線に南北に走る道路のうち、現在北半分が歩道部分が緑色のカラー舗装されています。商店や事務所、寺院などが連なる商店街が形成されていますが、その通りを含めて老松町とよばれる一角があります。 この歴史ブログでも老松町の町…
佐保神社(加東市社)では、境内の恵美須神社で9,10日と社ゑびす祭が行われました。今年は9日の宵ゑびすに家族でお参りしました。私もえびす講の一員ですが、数年に一度役がめぐってきます。来年がその年に当たります。 さて、11日には佐保神社社務所…
11日午後、加東市下久米の住吉神社に参拝しました。その由緒は古く、住吉大社の神領地の由縁から分霊をお祀りしたのがはじめとされています。県道西脇三田線の脇に大きな石鳥居が建っており、そこから少し入ったところから130段ほどの急な石段を上って…
加東市池之内の住吉神社にお参りしました。実は、まだ小学生だった頃(昭和30年代)、この住吉神社の前を歩いて、朝光寺まで行ったことをなぜか鮮明に覚えています。その記憶にある風景の中に住吉神社の石鳥居と石灯籠があり、今も車で走るときには懐かし…
高岡稲荷神社(加東市高岡)の鳥居をくぐって境内に入るとすぐに百度石があります(写真)。建立は昭和5年(1930)です。すぐ隣の石燈籠は文化11年(1811)の建立ですから約200年前ということになります。 200年前に石燈籠が建ち、そして8…
7日、自衛隊青野原駐屯地での新年会の帰り、加東市高岡の旧道を通り、高岡稲荷神社に参拝しました。拝殿に向かって左手の境内に高く、大きな銅像が建っているのが目に飛び込んできました。 写真の銅像は青野原新田の開拓者として知られる大久保喜市郎の像で…
7日、加東市高岡の旧道を走っていると、狭い道路の民家のブロック塀に密着するように一本の石柱が立っているのが目に入りました。あっという間に通り過ぎてしまったので、バックで車を戻しました。しかし、前から車が来るし、後ろからも宅配の車が見え、狭…
加東市東実の佐保神社境内を拝殿の横からぐるっと回りながら歩いていくと、拝殿の奥に社殿の基礎の石組がありました。上部の社殿はありません。どうしたんだろう、と思いながら社殿の大きさ高さを想像したりしていると、ふと脇にある石燈籠が目にとまりまし…
引き続き、加東市東実の佐保神社を紹介します。拝殿前に一対の狛犬が据えられています。建立年は寛政12年(1800)という古いものです。寛政という年号ですぐに思い浮かぶのは、松平定信の「寛政の改革」です。今から210年前のことになりますから、…
昨日に続いて、加東市東実の佐保神社を紹介します。昨日は百度石、そして玉垣を紹介しましたが、今日は境内の拝殿前の石灯籠を紹介します。 拝殿前の石灯籠がありますが、目にとまったのは、その台石に「大阪市」と刻まれていたことです。大阪市!?。建立年…
3日、加東市の福田地区の4地区で初集会が開かれ、新年のご挨拶に出席したあと、東実(とうじつ)地区にある佐保神社に参拝しました。 『加東郡誌』によれば、社の佐保神社の分霊を祀った神社とされており、往古から社の佐保神社の御旅所として毎年神輿が渡…
加東市上田に大芋神社があります。元日の午後、上田地区では初集会が開かれます。集会の前に大芋神社に参拝しました。 大芋神社は以前にこの歴史ブログで紹介しましたが再度その祭神や由緒を紹介します。 大芋神社の祭神(祀られている神)は、天照大神、豊…
平成22年(2010)、加東市の新年は福吉から始まります。市内で一番早く、元旦の午前9時から地区初集会が開かれるのが福吉(ふくよし)地区なのです。「福」と「吉」という目出度い字がそろい、加東市に福を呼び込んでくれる感じがします。 この目出度…