ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

早暁の地軸-関電タワー

昼間の暑さはまだまだ続きそうですが、朝晩はだいぶしのぎやすくなってきました。早朝の静かな社の街には昼間見えない風景があります。 新池の静かな水面に映る関電タワーがまるで地軸が天地を貫いているように見えました。佐保神社から若宮さん、そして持寶…

田町の歴史を冊子に

「ふるさと加東の歴史再発見」ブログの投稿回数は1200を超えました。平成18年6月からスタートして、もう5年余りの月日が過ぎました。これまでに郷土史グループや団体、大学などの研修でこのブログに紹介してきたふるさとの歴史をまとめて発表する機…

阿弥陀堂の前で盆踊り-吉馬

23日(火)、加東市吉馬地区の阿弥陀堂の前の広場で盆踊りが行われました。夕方の激しい雨で一時開催が危ぶまれましたが、夜には雨も上がり、阿弥陀堂前には地区の老若男女が集まり、にぎやかに盆踊りが行われました。 この阿弥陀堂は加東四国八十八ヶ所の…

谷を越えた昭和池からの水路-昭和8年

加東市藤田地区の墓地がある嬉野台地の西端の山中に今は使われていない昭和池からの水路が残っています。「昭和池廃線水路」と書かれた説明看板が小雨の中ポツンと立っていました。 この看板の背後の山中を水路が通っているのです。そして、今日は雨で視界が…

社の門⑥南のゲート

社の門シリーズの最後は市街地の南の門です。 社の市街地は台地上に形成されており、北、西、南の3方は低地から坂を上って市街地に入り、東方面はもう一段高い台地へと上る地形になっています。 南のゲートはその坂の下、市街地を南北に貫く本通りが環状線…

社の門⑤-銀座通りのゲート

加東市社の市街地を取り巻く環状道路には市街地から外側に向かって3本の道路が道路が放射状に延びています。山国口から東南へ(加東神戸線)、嬉野口から東へ(兵庫教育大学、東条方面)、そして道池から北東へ(372号篠山方面へ)です。 その嬉野口交差…

山国観音堂の盆踊り

18日(木)夜、加東市山国の観音堂前で盆踊り、花火大会が行われました。初盆供養の伝統行事として山国地区では大切に続けられている行事です。近年は地区のみならず、近隣から踊りと花火を楽しみに来られる人も多くなり、観音堂のまわりの駐車場は満杯の…

社の門④-佐保のゲート

社市街地の4つめのゲートは、佐保神社(加東市社)の参道と市街地を東西に抜ける道路の交差点近くにあります。 市街地から西の方面を見ると、すぐ下の旧国道175号線(県道東古瀬穂積線)との交差点から国道372号がまっすぐにそのまま西に延びて、ゆる…

東条黒谷の伝統行事-柱祭りの炎

16日(火)夜、加東市の旧東条町の黒谷地区の若宮八幡神社の境内で盆踊りが開かれました。地区の老若男女はもちろん、他地区からの踊り手さんや大阪の若者らも参加して、踊りや余興のビンゴゲームを楽しみました。お寺や神社の境内での盆踊りが少なくなっ…

社の門③-北のゲート

加東市社の本通りは、善龍院あたりから下り坂になり、やがて旧国道175号(現県道東古瀬穂積線)に合流、赤岸交叉点へと向いますが、社の街の北のゲートはその合流点の手前に立っています。 逆に、北から社市街地に向かって南下してくると、道路は二股に分…

社の門②-若宮神社前のゲート

佐保神社の北(本殿の裏)に若宮神社があります。神姫バスの社営業所から商店街へと通じる坂道があり、坂の途中で若宮神社の参道と交差します。そのすぐ下に西のゲートが立っています。 朝夕、バスを利用する通学、通勤の人がこのゲートをくぐります。坂下か…

社の門①-田町ゲート

佐保神社(加東市社)の門前町、そして西国巡礼道の宿場町としての成り立ちをもつといわれる加東市社の市街地には、その出入口にあたる道路にゲートがあります。社の商店街の活性化をねらいとしてつくられたものと聞いていますが、本通りの北と南、銀座通り…

日本一木像大師の大師殿屋根葺替え中

加東市社の持寶院の大師殿の屋根の葺き替え工事がだいぶ進みました。朝のウォーキングコースに大師殿への参拝を入れています。工事中の参拝もできるように配慮されていて、中に入ると堂内にも足場が組まれ、お大師様の頭上に天上板が置かれています。いつも…

謎の石球-社の路地

加東市社の市街地のほぼ中央に加東市商工会館があります。以前は社町商工会館、その前は神戸銀行社支店だった建物です。また、この場所は社銀行、東播銀行などがあり、歴史的に社の金融、経済の中心だったところです。 さて、この商工会館の北側は神姫バス社…

道池交差点の二宮金次郎

早朝の街角は静かだ。昼間は車がひっきりなしに走るこの道池交差点(加東市社)も嵐の前の静けさのように車一台、人一人も通らない瞬間がある。 かつては道池という大きな池だったこの辺り。昭和30年代に宅地に生まれ変わった。京都、丹波から播磨への旧道…

神姫バス社営業所の朝

夏の朝、社の市街地を歩いていると、まだ動き出す前の静かな街の風景を楽しむことができます。社の町の中心にある佐保神社の境内から西を望むと、石垣のすぐ下を通る県道(旧国道175号)の向こうに神姫バス社営業所に整然と並んだバスが見えました。 私が…

社の銀座通り

夏の朝、空は曇っています。まだ人通りがない商店街の本通りから東に向かって延びる銀座通りが見通せます。全国各地にある「銀座通り」。社にもあるのです。かつては、社警察署、裁判所、区公会堂、佐保座(社大劇)などがあり、まさに社の銀座の名にふさわ…

見上げる大石燈籠-佐保神社

夏の朝、佐保神社(加東市社)境内では地域の子ども達と大人が集まってラジオ体操を行っています。樹齢数百年といわれる欅の大木からは蝉の鳴き声がシャワーのように降り注いできます。 写真は楼門脇にある石燈籠を見上げたものです。郷土史家の先生によれば…

緑の三草山遠望

今、田圃の緑が一番美しい。田舎の贅沢はそんな田圃の緑を満喫できることです。 加東市のほぼ中央に嬉野高原が広がっています。標高120メートルぐらいでしょうか。かつては松林がどこまでも続き、水のない不毛の台地でしたが、東条ダムが建設され、水路が…

自衛隊青野原駐屯地で盆踊り

4日(木)夜、加東市と小野市にまたがる陸上自衛隊青野原駐屯地で盆踊りが行われました。駐屯地の隊員やその家族、友人、地域の人々らが組まれたやぐらの周りに踊りの輪をつくりました。 今年は東日本大震災の救援活動で活躍した自衛隊のみなさんへの感謝の…

緑の田圃に影絵アート

今、田圃の稲の緑が一番美しい。朝の光に照らされながら、緑の田圃の稲が風に揺れています。田圃の向こうにはお堂が見えます。ここは加東市田中。イオン社店の近くです。この辺り、社の市街地の西一帯は昔から「ゆら野」と呼ばれている野が広がっています。 …

湖面に映える花火-東条湖

3日夜、加東市の夏の夜を飾る花火大会が東条湖で開催されました。今年から花火大会と踊りを分離して開催することになったもので、踊りは今月27日に加東市社のステラパークで開催される予定です。 会場には6時を回る頃から続々と人々が詰めかけ、和太鼓や…

青野原駐屯地が見える!

加東市社の市街地から見える風景が一変しました。関西電力社営業所の向かいの建物が撤去されたのですが、その結果、視界が一気に遠くまで広がり、それまでとはまるで違った風景が広がったのです。 それは海岸のようであり、遠く向かいの半島の風景を見るよう…

半鐘の今-巨木やぐらの遺蹟のように

7月30日付の投降ブログで、昭和50年代の社の半鐘の写真と思い出を紹介しましたが、今日はその半鐘の現在の姿を紹介します。 かつて社町役場のあった跡は社連合区の駐車場と消防会館になっています。会館の南側、もと半鐘のあった場所に新しいホース干の…

昭和50年代末の社夏の踊り-中田町連

この写真は、昭和50年代末の社夏の踊りに中田町(なかたまち)町内会で連をつくって参加したときの記念写真です。 社(現加東市社)の夏の踊りは毎年8月24日に開催されていましたが、前夜祭には市街地を踊り、そして24日夜には会場の社中学校グラウン…