ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

明治18年刊「小学読本」より 艱難汝を玉にす

明治18年刊(1885)の『小學讀本 四』、文部省編纂,兵庫県学務課翻刻を開いてみました。和綴じの教科書で、和紙の柔らかさが指先から伝わってきます。実際に使われていたもので、約140年後に誰かが読むとは、当時の人々は想像もしなかったでしょう…

教育旅行聯盟の団体旅行案内 出雲大社参拝や伊勢神宮参拝

地元の方から見せていただいた古い手紙やチラシの中に、旅行案内が入っていました。「教育旅行聯盟」主催の団体旅行コースで、出雲大社方面と伊勢神宮参拝の2つのコースでした。何年のものかが分かりませんが、一緒に入っていた手紙などから昭和初期のもの…

昭和3年の児童生徒用の栞ー社信用購買組合

先日、御嶽山清水寺の遠景の栞を紹介しましたが、同じ箱の中にもう一枚の栞がありました。 表は、「三月六日の産業組合記念日」と鮮やかな色で印刷されており、上部に京都御所の建禮門の写真、下部に社信用購買組合の名が印刷されています。 裏面は、授業時…

社公民館庭で春の日に映える枝垂梅の花ー常陸宮殿下妃殿下お成り記念

25日(日)は、夕方まで雨降りでしたが、前日の24日(土)は、うららかな春の日射しの溢れた一日でした。 加東市役所の東隣の社公民館前の庭に薄紅色の枝垂れ梅の花が、春の光を受けて見事に咲いていました。 この梅の木の根元には、「常陸宮殿下同妃殿…

大戦末期、嬉野にあった飛行場 やしろ歴民研の研修会の講演会

24日(土)、やしろ歴史民俗研究会の研修会が開かれました。 講師は、加西市にある鶉野飛行場資料館の上谷哲朗館長でした。テーマは、「知られざる播磨の飛行場」で、加西市の鶉野飛行場について、その建設や役割等について、播磨にあった三木飛行場、加古…

播州清水寺の栞ー御嶽山上の大塔や講堂?の屋根が遠望

地元の方からいただいた古い本を見ていると、段ボール箱の中に栞があったのを見つけました。 大きさは今もある横(長さ)14センチ、縦5センチで、紐もすり切れていますが付いています。 さて、写真のように山を遠くから写した写真が印刷してありました。…

23日は天皇誕生日

明日、2月23日は天皇誕生日です。新年一般参賀は能登半島地震のために取りやめになりましたが、今回は行われるとのこと。国民みんなでお祝いをしたいと思います。 今上陛下も皇后陛下も笑顔がお優しく、愛子内親王とご一緒のご一家のお写真を拝すると、お…

月面着陸への憧れー毎日グラフ増刊号1969

JAXAの月面探索機が着陸に成功し、画像を送ってきた報道に心が躍ったのはついこの間でした。 昭和44年(1969)7月、NASAのアポロ11号が月面に着陸し、アームストロング船長が月面に降り立ちました。人類の偉大な一歩でした。 もう半世紀以…

雨上がりの朝の登校を見守るスイセンの花

ほぼ毎朝、午前7時30分から15分ほど家の近くの「学校道」の交差点で社小学校の児童の登校見守りに立っています。平成18年の途中からですから、もう18年目になります。 始めた頃に赤ちゃんだった交差点の角の家の子が高校生になり、毎日自転車で出て…

雨の日の梅の花ー散り始めました

満開だったわが家の梅も、久し振りの本降りの雨に濡れて、散り始めました。まぶしい朝日に光る梅の花は素晴らしいのですが、雨に濡れて、暗くなった庭にまるで豪華なシャンデリアのようにくっきりと白く浮かびあがる梅の花もいいものですね。濡れた地面や庭…

明治26年発行の小学校教科書に描かれた日本全図

地元の方からいただいた古い教科書の中に、明治26年(1893)発行の『小学校用日本歴史前編第一』がありました。これは高等小学校の歴史科で実際に使用されたものです。表紙裏には、明治二十七年一月十六日文部省検定済と印刷されています。 さて、目次…

ステラパークから望む夕景ー金屋谷池の向こうに青野原台地の地平線

17日(土)もいい天気でした。夕方、加東市社の社中央公園にあるステラパークに行ってみると、親子連れが遊ぶ姿がありました。 公園は、金屋谷池、円形の芝生公園のステラパーク、傾斜のある芝生広場などがあり変化に富んでいます。隣接して社中央図書館も…

令和6年2月16日朝の庭-満開の梅を眺める

16日(金)の朝、9時前。庭に朝日が射し込み、真ん中の梅の木に日が当たり、満開の梅の花が白く光っていました。咲き始めてから何度も紹介してきましたが、令和6年2月16日朝の梅はこの一瞬しかありません。 庭に下りて、見上げてみると青い空と白い雲…

昭和30年代半ばの風呂屋の煙突と屋根

アルバムの中に昭和30年代半ば頃の社の風呂屋さんの屋根と煙突が写っている写真がありました。 わが家の南に路地をはさんで煉瓦積みの煙突が立っていました。風呂屋さんの煙突です。庭で座っているのが母です。その後ろに煙突がはっきり写っています。天辺…

朝の光に映えてーヒヨドリと梅の花

14日(水)の朝、登校見守りが終わって自宅に戻ると、電線に一羽のヒヨドリが止まって、朝日を浴びていました。高い所に止まって日光を浴びる姿をよく見ます。 日が高くなると、うららかな日の光に庭の梅の白い花が輝きをまします。ほぼ満開になり、ほのか…

善坊山に沈む夕日をゆら野から望む-青野原台地の地平線

12日(月)の夕方、加東市社の加東バスターミナルの交流施設halkで夕景を眺めました。 よく晴れた一日でした。ちょうど、大きな夕日が西の地平線、青野原台地に沈もうとする時でした。播磨平野の内陸にありながら、平地が広がり、西側には青野原台地が…

牛の草鞋ー上久米の東光寺と但馬牛博物館で

11日(日)、加東市上久米の東光寺では、伝統の大日如来祭が行われました。大日如来は、昔から農耕の大切な存在である牛馬の守り仏と知られ、盛大に大日如来祭が行われてきました。牛に代わってトラクターなどの農業機械になった今では、本堂の軒に吊り下…

河高八幡神社の厄除け祭り

11日(日)、加東市河高の八幡神社で厄除け祭りが行われました。かつては北播磨各地からの参拝者で賑わったという伝統のお祭りです。 9時前に参拝すると、すでに多くの人が訪れていました。拝殿前では、地区の皆さんがテントを張り、ラーメンや温泉卵、た…

紀元節の歌

昨日紹介した学生時代に愛用した歌集『青春賦』の他に、もう一冊、愛用の歌集がありました。それは、『懐しの日本軍歌』という昭和45年(1970)刊の歌集です。今では、表紙と背表紙がありませんが、それだけ愛用したということです。 軍歌はその多くを…

懐かしの歌集ー『青春賦』

調べ物をしている時、書棚に懐かしい青春時代の歌集『青春賦』(昭和48年刊、237頁)を見つけました。ここにあったのか、と長い間どこに置いたのか忘れてしまっていた歌集を手にして、調べ物を忘れ開いてみました。 昭和47年(1972)早稲田大学に…

路線バスの旅ー神姫バス社車庫、佐保神社、レストランコバヤシ

7日の議員ブログ「百聞百見」で紹介したTV番組の「路線バスの旅」で、京都から安芸の宮島までのルートで、神姫バスで、三宮から社、そして姫路へのルートが紹介されました。偶然視たのですが、社車庫も、佐保神社も、そしてレストランコバヤシもTV画面…

梅の花が次々と咲き春の訪れを感じます

7日(水)、今日は晴れました。ただ、午後には雨が降り、止んだかと思ったら、晴れているのに雨が降る、きつねの嫁入りもありました。天気予報もなかなか難しいものだと思った一日でした。 晴れていると、庭の梅の木が日の光に一層白く輝いて見えます。今年…

景色が変わったー千鳥川と五峰山、そしてホテル

6日(火)の朝8時30分頃、加東市家原の加東市民病院に行きました。診察のためではなく、加東ライオンズクラブの献血奉仕活動のためです。赤十字社の献血バスは市民病院の北側、すなわち千鳥川に面した裏門に配置されます。隣接する播磨看護専門学校の堤…

電線に止まるこの鳥は?

4日(日)の朝、庭の梅の木にメジロがやってきたことは紹介しました。そのあと、庭の向こうの電線に一羽の鳥がしばらく止まっていたので写真を撮りました。逆光になり、うまく撮れませんでしたが、あとで、拡大したり、明るさを調整してみると、この写真の…

庭の梅の木にメジロがやってきました

4日(日)の朝、庭の梅の木に小さな鳥が来ていると妻がつぶやきました。ウグイスかな、とも。いや、メジロだろうと言いながら、機を逃すまいと窓越しにカメラを向けて、シャッターを押しました。その一枚です。 先週の初めに咲き始めた梅の花が、週後半に留…

丹波篠山市大山緑の会館に有栖川熾仁親王揮毫の扁額ー鐘ケ坂隧道

2日(金)の午後、兵庫県議会の農政環境常任委員会の調査で、丹波篠山市大山地区を訪れ、大山緑の会館で説明を受けました。 管内調査では、県の事務所の他、各地区や団体などの会館を会場にして、説明を受けたり、意見交換を行ったりします。今回の3日間に…