ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

米相場で栄えた社の田町通り

加東市社の田町通りは市街地中心部から東に向かって延びる道筋で、今は静かな住宅街になっていますが、かつてはさまざまな商店が軒を連ね、社で一番賑やかだった通りです。 明治の中頃、この田町筋に加東米穀取引所が設けられました。北播磨各地から米の取引…

27日の夕日-社中央公園ステラパークから

27日(日)の夕方、社中央公園から夕日を眺めました。地平線に落ちていく夕日を見ていると、今日も一日が終わるという実感に包まれます。空と大地と、その間の私たち人間、そして、太陽に宇宙の広さを感じる一時です。公園では散歩をする外国人の若者グル…

網戸のカマキリ

庭に出ようとしたとき、網戸の内側にカマキリがいるではありませんか。えっ、なんで外側じゃなくて内側なのか、と思いながら、遊びに来ていたもうすぐ2歳の誕生日を迎える孫に見せました。カマキリ、と指さして教えると、カマキリと反復していました。もっ…

彼岸花と稲穂ー加東市の新定と藤田で

今年は彼岸花を見ることが少ないと思っていたのですが、車で走っていると、ようやく田圃のあちこちに赤い花の塊を見かけるようになりました。 26日(土)、加東市新定地区の県道を走っていると、田圃の畦に赤と白の彼岸花がさいているのが目に飛び込んでき…

朝の雨の学校道と、雨上がりの夕日

25日(金)、今日は朝から一日雨でした。夜明け前から強い雨音が聞こえるほどで、久しぶりに本格的な雨降りになりました。朝の社小学校の登校見守りも合羽を着ての見守りでした。学校道には、長い傘の列が伸びました。雨の日は傘と長靴と相場が決まってい…

東条ダムの語り部-藤原栄さんと中学生(昭和50年代末)

この写真は、今から約40年近く前の昭和58年頃(1983)のもので、東条ダム(鴨川ダム)湖畔で食堂を経営しながら、ダム建設の由来を語っておられた藤原栄さん(故人)とダムの学習のためにダムを訪れた兵庫教育大学附属中学校の生徒の写真です。 藤原…

昭和56年-兵庫教育大学附属小2年目の景色

この2枚の写真は、昭和56年(1981)、兵庫教育大学の附属小学校が新校舎で迎えた2年目の風景です。 1年目は、旧嬉野公民研修所(現在は加東みらいこども園)の建物を使用していましたが、2年目は、現在地に新校舎が完成し、本格的な教育活動が始ま…

秋分の日の朝の八郎町池と薬師堂

秋分の日の22日の日の出の頃、自転車で社の市街を走り抜け、田圃を見に行ったついでに近くの八郎町池の方まで農道を走りました。 この池は東条川疏水のため池(登録番号10号) で、イオン社店の南に広がる田圃の中、田中地区の集落の北にあります。朝日…

シラサギとアオサギ-大池の朝

21日(月)の早朝、社の市街を歩き、大池まで来ると、朝日の光が池面や堤を明るく照らしていました。その中に一点の白が目に入りました。シラサギです。静かにカメラを取り出し、ズームしてみると、鏡のような池面にその優美な姿が映り、天地が分からなく…

網戸のヤモリ

涼しくなって庭では秋の虫の音が聞こえてきます。夏の庭の主役だったセミから交代です。カーテンを開けると網戸に白いものが。ヤモリです。体をくねらせ、白い腹を見せています。驚いて一瞬動きましたが、そのあとはじっとしていました。網戸を少し開けて腕…

東条西小128年の歴史に最後の運動会

19日(土)、加東市立東条西小学校で運動会が行われました。128年の歴史がある同校ですが、来年、東条学園小中学校が開校するため、今年が西小としての最後の運動ということになりました。東条中学校ブラスバンド部の演奏で49名の児童が堂々の入場行…

義経が通った道を探る-平成9年に兵庫教育大附中生と

加東市内には源平合戦の三草山古戦場をはじめ、義経・弁慶に関する伝承が数多くあります。三草合戦は、有名な一の谷の合戦の前哨戦で、京都から播磨へと入り、一の谷に向かった義経勢が三草山に陣取る平資盛率いる平氏を奇襲した戦いです。その義経が駆けた…

昭和57年夏-まだ赤土の校地でキャンプ兵庫教育大学附属中

昭和57年(1982)の7月、その4月に開校し、第1期生が入学した兵庫教育大学附属中学校(開校当時の正式な名称は兵庫教育大学学校教育学部附属中学校という17文字の長い名前でした)では、夏休み前の7月に学校の敷地でキャンプを行いました。赤土…

できたばかりの兵庫教育大学附属中学校校舎-昭和57年

昭和57年(1982)、加東市山国の一角に兵庫教育大学の附属中学校の校舎が完成しました。その前年の56年は、隣にある附属小学校に勤務していましたが、中学校の工事を見ながら完成を楽しみにしていました。完成とともに附属中学校に異動し、新しく誕…

日没後の空に関電タワー

15日(火)、日が沈み、空から光がだんだん消えていく頃、家に帰り着きました。車を降りて、西の空を見上げると、関電タワーの鉄骨が黒い線となって浮かび上がっていました。手前の電柱、電線も空に描かれた黒い線となって、太線、細線、波線・・・。空に…

山国原田池からの夕景-澄んだ秋の空気と広い空

14日(月)の午後6時頃、神戸から加東に戻り、嬉野台地を西に向かって走っていると、日が西の地平線に沈みそうでした。そうだ、原田池から夕日を見ようと思い、山国の原田池の堤まで行きました。 ちょうど、西の青野原の地平線に夕日が沈もうとしていまし…

東条ダムを探検-38年前の兵教大附属中の生徒

昭和57年(1982)、兵庫教育大学附属中学校が開校し、その学習の一環として、東条ダム(鴨川ダム)とその水路網を探りました。先日、水天宮と曽根サイフォンの写真を紹介しましたが、今日は、ダムの堰堤の底の辺りまで降りた時の写真を紹介します。 現…

東条中学校最後の体育祭-コロナに負けずパワー全開

12日(土)、加東市立東条中学校第45回体育祭が行われました。来年度、東条地域の2小学校と東条中学校が一つになり、小中一貫校の東条学園が開校することになっているので、今回が東条中学校としての最後の体育祭になります。コロナの影響で、感染防止…

38年前の東条ダムの学習-曽根サイフォンや水天宮

この2枚の写真は、昭和57年(1982)に開校した兵庫教育大学附属中学校の生徒と一緒に東条ダム(鴨川ダム)とその水路を調べるために現地調査をした時のものです。学校のある、嬉野台地からダム、そして曽根サイフォンまでは相当の距離がありますが、…

雄大な夕景ー北播磨の地平線に沈む夕日とたなびく雲

10日(木)の午後6時過ぎ、加東市社の社中央公園ステラパークから西に沈む夕日を眺めました。中央図書館裏の駐車場に車を止めて、ステラパークへ。金屋谷池に面した場所から西を望むと、青野原大地の地平線に沈もうとする夕日と手前の池の水面に映った空…

東条中学校からの眺め-一貫校の建設と最後の体育祭の練習

9日(水)、加東市立東条中学校に寄ってみました。運動場では、12日(日)に行われる体育祭の練習中で、生徒の大きなかけ声が聞こえてきました。第45回目の体育祭ですが、東条中学校としては、最後の体育祭になるとのことでした。来年度には東条地域に…

平成15年の佐保神社秋祭-上組・下組屋台が境内を練る

今年はコロナの影響で、佐保神社秋祭りが中止となりました。伊勢音頭を歌いながら勇壮な屋台練りが披露できないのは残念ですが、今年は仕方がありません。 ここに平成15年(2003)の秋祭りの写真があります。これは、神戸新聞の北播版の紙面を飾った写…

台風10号が去ったあと-青野原の地平線に沈む夕日

7日(月)、台風10号が九州から対馬海峡を抜け、朝鮮半島へと去って行きました。非常に強い台風で、テレビ報道で見る強風下の街や海の様子に、あらためて自然の猛威の恐ろしさを感じさせられました。 兵庫県下でも被害が出たようですが、台風の進路から遠…

昭和56年ー兵教大学附小4年生が探究「東条ダムと嬉野台地台地」

棚を整理していると、古いファイルがありました。「社会科 東条ダムと嬉野開拓 児童作文」と私の字が書いてあり、「昭和56年附属小」とありました。ファイルには茶色に変色した作文用紙が綴じてありました。この年、私は兵庫教育大学附属小学校に勤務し、…

雷雨のあとに-東の空に月

5日(土)の夕方から激しい雷雨がありました。雷雲は大阪府泉南地方から北西へと移動しながら北播磨までやってきたようです。雨が上がった午後9時前に外に出てみると、家の中より涼しい空気に変わっていました。そして、遠く東の空低く、雲間から月が光を…

兵庫は五国ー大正時代の兵庫県交通地図に五国名

少し前に紹介した大正時代の兵庫県交通地図に、五国の名が書かれているのに気がつきました。兵庫は五国から成り立っています。その名がそのまま、但馬国、丹波国、播磨国、摂津国、淡路国とそれぞれの地域に大きな字で記されていました。そういえば、古い手…

昭和59年兵教大附属中生徒会新聞「Voyager」創刊

昭和59年(1984)の春、兵庫教育大学附属中学校生徒会の新聞「Voyager」が創刊されました。昭和57年4月に開校し、1年生74名が入学。58年には、学年進行で1,2年生となり、音楽祭や体育祭、文化祭などの行事を生徒会が中心となって創…

キジバトの巣にヘビが

2日(水)の朝、庭のナンキンハゼの木に営巣し、卵を温めていたキジバトの巣に、なんとヘビがいたのです。すぐにホースでヘビをめがけて放水しましたが、すでに卵は食べられてしまったあとのようでした。ヘビは木の枝を伝わり、いったんはその場を離れまし…

山田錦と東条川疎水が情報誌「明日への選択」に特集されました

「明日への選択」は日本政策研究センターが発行している情報誌で、国会議員や全国の地方議員が読んでいる月刊誌ですが、その9月号に、現地リポート兵庫・北播磨「酒米の王様・山田錦を支える東条川疎水」が特集されました。 6ページにわたり、東条川疎水と…

月と雲ー夕日に映えて東西に

31日(月)の夕方、神戸から加東に帰る途中、加東市の厚利まで辿りついた時、前方の東の空に、明るい大きな月と夕日に映えてオレンジ色に染まった入道雲が目に飛び込んできました。雲の形がまるで怪獣の顔のようにも見え、目の前の玉(月)を睨んでいる構…