ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

まち風景-社の老松町あたり

この写真は加東市社の市街地、一区の八坂神社の角から北方面を写したものです。カラー舗装された道路が鮮やかです。両側に緑の歩道帯、交差点には茶色が塗られています。左に見えるのが八坂神社で7月には祇園さんの祭りが行われます。この朱色に塗られた塀…

懐かしの半鐘-鐘とサイレン

写真は加東市社の旧役場裏にあった社の半鐘です。今は役割を終えて撤去されてありませんが、わが家の屋根越しに写した懐かしい半鐘です。 この半鐘には幼い頃から多くの思い出があります。小学生の頃、2年続けてわが家の南にあった風呂屋が火事になりました…

社の農会倉庫

昨日は町内のラジオ体操が行われている地区の集会所前の路地の風景を紹介しました。そこに建っている木造の倉庫は社農会の倉庫だった建物ですが、今は使用されていません。昨日も書いたように、この場所は倉庫も含めた区画が家畜市場でした。市場が現在の社…

夏休みのラジオ体操

夏休みといえば、朝のラジオ体操。毎朝の登校見守りがラジオ体操に変わりました。今年も私の地区では、集会所の前で十数人の子ども達が参加しています。大人はおじいさん、お母さん、そして見守りのおじさんである私の3人が参加しています。 この集会所があ…

町内会で守る御大神宮さん

7月25日(月)、佐保神社(加東市社)境内にある御大神宮さんのお祭りが行われました。 御大神宮さんは社地区の中田町(なかたまち)町内会がお祀りしている小宮さんです。佐保神社の広い境内の西側に数社の小宮さんが一列に並んでいるのですが、その真ん…

長谷の祇園祭-夏の踊りが始まる

9日(土)、加東市長谷地区の大歳神社境内で祇園祭が行われました。祇園さんは毎年7月6日と決まっていたのですが、今年は雨になり9日に延期されたということでした。公民館、グラウンドが同じ場所にあり、グラウンドには踊りのやぐらが建てられ、提灯が…

清水寺-弁慶の碁盤

また清水寺の話題を一つ。清水寺が日本最初の観音霊場として、天皇や将軍などが堂塔を建立するなど信仰が厚かったことはこれまで紹介してきました。それだけでもすごいなと思いますが、この寺にはすごい宝物があるのです。 弁慶の碁盤もその一つです。弁慶は…

夏の笠石ーやっぱり不思議な風景です

7月5日(火)、加東市吉馬の県道を走っていると、田圃の稲もずいぶんと株も増え、丈も伸びて緑が濃くなっていました。窓から入ってくる風も心地よいものでした。 つい先日は隣の稲尾地区の虫おくりの行事もあったばかりですが、ほんとうにいい所だなあと思…

さねもり人形ー稲尾

昨日紹介した加東市稲尾の虫送りの行事で、列の先頭を行ったのは「馬に乗ったさねもり(実盛)人形」でした。 細い縄で作られたさねもり人形は3年前に見たときよりも精緻というか、洗練されているように見えました。嶽の上に飾られており、私たちは下から仰…

稲尾の虫送り-実盛さんのご上洛

3日(日)夕方、加東市稲尾に向かう道の所々に白地に「稲尾の虫送り」と赤字で染め抜かれた幟がたてられていました。稲尾の鎮守である八幡神社の森に通じる道にも幟が立てられ、遠くから賑やかな声が聞こえてきます。 朱塗りの鳥居の立ち並ぶ参道のトンネル…

戦国時代の歴史を伝える依藤野の墓

加東市の中央部に広がる嬉野台地。この台地を東西に貫く県道を社から東条に向かって走っていると、兵教大前の交叉点を過ぎ、自動車教習所を右手に見ながら道路は大きく右に左にカーブをしながら東条谷に下る長い坂道に入ります。その直前のカーブの右手に2…

清水寺⑫-南朝忠臣赤松氏範の最後

赤松勢は鴨川で細川軍を思う存分切りまくり山上に引き上げました。しかし、境内ではご本尊に恐れがあると、艮の方へ引き去り、最後の酒宴を開きました。平らな岩の上に氏範が腰掛け、4人の息子を左右に立たせ、一族郎党137人が車座になって、樽のかがみ…

清水寺⑪-南朝忠臣赤松氏範-最後の戦い

清水寺に立てこもった赤松勢が手強く,細川勢が攻め落とせないので、京都、津の国、そして、播磨口から援軍が送られることに決まりました。 氏範はこれを聞いて、「これまで足利勢とこれだけ花々しい戦いをしてきたのでもう思い残すことはない。討手の中には…