ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

2017-01-01から1年間の記事一覧

今年出会った野鳥

今年一年、ウォーキングや早朝の見守りで、また庭にやってきた野鳥を観てきました。佐保神社や明治館の高木に営巣するアオサギ、庭にやってくるヒヨドリやムクドリ、シジュウカラ、ジョウビタキ。見守り時間の朝日を浴びるスズメ、晩秋の川を歩き回るハクセ…

平成29年加東の四季

平成29年も幕を閉じようとしています。この一年をふり返ってみると、ふるさと加東の四季おりおりの美しい自然の景色や人々の営み姿がよみがえってきます。 昨日紹介した日本一弘法大師木像のある大師殿の春、桜の景色。初夏の平池公園に咲いた大賀ハス。山…

お大師様今年もありがとうございました

28日(木)の朝、いつものように明治館の忠魂碑から佐保神社、そして大師殿を回るコースを歩きました。もう20年以上続けている朝のウォーキングで、このコースを歩くことが一番多く、朝の凛とした気を感じながら歩いています。 いつもはうす暗い大師殿の…

冷たい朝、嬉野の空に太陽柱が

27日(水)の朝、いつもより少し遅い7時10分過ぎに歩き始めました。すると、東南の空低く、雲が昇ろうとする朝日に輝いていました。そして、一本の光の筋がぼんやりとではありましたが、すっと天に向かって伸びています。あれは、太陽柱か。以前に朝早…

加東の三山-五峰、三草、御嶽遠望

26日(火)の早朝、ちょうど朝日が昇る前の午前7時前、社の市街の北辺にある社小学校から東の木梨へと向かって歩きました。空気は冷たく頬を刺すようでした。 小学校と幼稚園の角を曲がると、北西の方角に播磨高野と呼ばれる光明寺のある五峰山の大きな山…

昭和12年の風景が詩の中に

窓から 木枯が吹いて通る頃になつた。 小さい間中窓からいくつかの棟を通して 儼然と避雷針を青い空に突きあげてゐるのは町の劇場だつた。淋しい太陽が名殘の光りを避雷針に告げると うすやみにうかんだ避雷針の西に黒く立つてゐる松の木が聲出して沈む夕陽…

学校道の風景今昔-半世紀余り前と今

毎朝子供の登校見守りに立っているのは、加東市社の田町通りから社小学校へ通じる、通称「学校道」。今ではそんな言い方をする人はほとんどいません。 写真は、関西電力社営業所と社消防会館(社分団詰所)の交差点から学校の方を見た景色です。古い写真は、…

冬の景色-東条湖、播磨中央公園、社町駅

今日は加東市の冬の景色を紹介します。用事で市内を回っていると、いいなあと感じる景色に出会うことが少なくありません。そんな時、「山よし、技よし、文化よし」の加東市を実感します。 鴨川から黒谷に抜ける道から、冬の日に輝く東条湖が一望できます。冬…

冬至の夕日-社中央公園の堤から

22日は冬至。一年で一番日が短い日です。朝のウォーキングで歩いた社中央公園のステラパークの芝生は霜で白くなっていました。ちょうど夕日が沈もうとする5時少し前に中央公園辺りを通りがかったので、金屋谷池の堤から日が沈む景色を眺めました。この堤…

窓の向こうに播州清水寺の御嶽山が見える

21日の午前、加東市下久米にある兵庫教育大学の構内の丸善書店に行きました。今日も良い天気でしたが、広い窓の向こうには、三草山が迫ってくるように望めます。山との間には、谷と丘陵があるのですが、ちょうど額におさまった絵のように三草山が浮かび上…

三草の地で見た三日月

20日(水)の夕方、5時30分を回った頃、加東市三草の道を車で走っていると、日が沈んだ西の空がまだ赤く光を残し、上空にいくにしたがって青から紺色に、そして夜の暗さが広がっている光景が見えました。その荘厳さに車を止めてしばらく眺めました。 空…

西垂水から眺める五峰山

19日、加東市西垂水にある泉保育園を訪れました。周囲は田圃が広がり、南はため池に面している光がいっぱいの環境です。 西垂水という地名は、元は垂水でしたが、明治のはじめに東条の垂水と区別するために西垂水と名を改めたと聞いています。ちなみに東条…

キャンパスで見つけた野鳥ーエナガ

18日(月)、加東市下久米にある兵庫教育大学の構内で小さな野鳥数羽が木々を飛び回っているのに気づきました。スズメより小さく見えました。動きもこまかく、図書館の南側のケヤキの木にとまり、動きながら幹や枝の表面をつついていました。 写真を撮って…

道の向こうに山が見える-田町通りから三草山

道の向こうに山が見える。そんな景色を紹介します。加東市社の田町通り(たまち)は、市街の中心部から東に延びている通りです。かつては、社で一番賑わった商店街でしたが、現在では営業している店舗も少なくなり、住宅地に変わっています。 田町通りから社…

変わらないのは五峰山の姿ー社市街の今昔

古い写真は今から80年ほど前の昭和10年代(西暦1930年代後半)の社の市街を撮ったものです。位置と方角から、県立社高等女学校辺りから北、北西方向を見ています。瓦屋根の街並みの向こうに五峰山(光明寺)の山並みが写っています。 新しい写真は、…

旧街道に立つ昭和池入口の標柱と道標

加東市を西の高岡から社を通り、北東の鴨川へと横断して丹波へと抜けていく国道372号線。上三草、山口辺りは源平の古戦場で知られる三草山があり、その山麓には県下最大級の土堰堤を誇る昭和池があります。 この谷には三草川が流れ、現国道と並行するよう…

雪景色を眺める2人、朝の元気-ステラパークで

14日(木)の朝、播磨内陸の加東市社もうっすらと雪化粧しました。朝のウォーキングで社中央公園のステラパークを歩いていると、誰もいない芝生公園で先日も紹介した2人が語り合う姿がありました。そして、もう一人、凍てつくような寒さの中、空に向かっ…

道の向こうに山が見える

加東市社は佐保神社の門前町として、また、丹波から播磨に通じる京街道、西国霊場の巡礼道の宿場として町が形成されてきました。市街を歩いていると、道の向こうに目印となる山が見え隠れします。 田町通りから百旗へと歩くと、真っ直ぐに延びた道の向こうに…

冬の早朝の2人ー社中央公園ステラパーク

12日(火)の早朝は冷たい空気に包まれていました。日が昇る前の社中央公園のステラパークはもう明るくなって、西の方角には遠く播磨平野の地平線が望めました。 その公園で語り合うように寄り添う2人の背中がありました。円い芝生の広場を前に何を語って…

夜明け前の銀座通り-社商店街

11日(月)の早朝、夜明け前に加東市社の中央公園、金屋谷池の堤から見下ろすと、社市街の灯りと濡れた道路が光の筋となって延びていました。 この通りは銀座通りと呼ばれています。かつては、映画館やパチンコ屋、寿司屋に酒屋、喫茶店、写真館、傘屋さん…

昭和のはじめの義士祭-義士に扮した青年団

今日、紹介する写真は昭和の初期に社町青年団(現加東市)の団員だった父らが赤穂義士に扮して義士祭を行ったときの記念写真です。 場所は観音寺(加東市家原)の境内にある義士の墓碑の前だと思われます。当時は旧暦の12月14日にあたる、新暦の1月に行…

昭和30年代-嬉野台地上空からの社の風景

昨日に続いて、昭和30年代に撮られた社の空中写真を紹介します。この写真もずいぶん以前に一度紹介していますが、あらためて60年近い年月の間のふるさとの変化と変わらざる山々の景色に感慨深いものがあります。 写真は嬉野台地の西端に近い、兵庫教育大…

昭和30年代の社市街空中写真

このブログでずいぶん以前に紹介したことがありますが、昭和30年代(1950年代)の社市街の空中写真です。昨日紹介した古い写真より20年ほど新しいものです。 手前に干拓され住宅地になった道池のあとがくっきりと見えます。当時は家畜市場がありまし…

金屋谷池堤から望む社の市街の今昔

早朝、社中央公園の金屋谷池の堤に上ると、東に日の出を、西には社の市街とはるか西には青野原台地の地平線を望むことができます。 7日の朝も冷たい空気に包まれて、公園の芝生も真っ白に凍てついていました。ふと、昭和10年代のほぼ同じ位置から市街を望…

塔と月、凍えるススキ-冬の朝の風景

人が活動を始める前の早朝の景色は静かで荘厳さを感じることが多くあります。家を出て歩き始めてすぐに西の空にそびえ立っているのが関西電力社営業所の鉄塔。その鉄塔の向こうに月がぽっかりと光っています。 社中央公園では、社交番の時計塔のとんがり屋根…

近づく義士祭ー12月14日観音寺で追善法要

朝の社の街を歩いていると、「義士祭」の幟が目につきます。そして、義士祭のポスターも。12月になると、寒さとともに赤穂義士祭が近づいたことを実感します。 先日も佐久間良子さんの朗読劇が加東市で行われましたが、佐久間さんを義士ゆかり観音寺境内に…

空と大地の間に-社(やしろ)の街遠望

明るい光に満ちた広い空と豊かな実りの収穫をおえた広い大地。その向こうのゆるやかな丘に加東市社の街が望めます。ここは加古川に架かる加東大橋を渡って東に向かって平坦な田圃が続く中を真っ直ぐに延びる国道372号から見た景色です。 加古川の河岸段丘…

大深山東福寺で弁財天祭り

3日(日)、加東市松沢の大深山東福寺で弁財天祭りが行われました。小春日和で風もなく、深い谷の細い道を行くと、黄色くなった山の木々が明るく光っていました。11時前に参拝すると、地元松沢地区の皆さんが祭りの準備をしておられる最中でした。また、…

朝日に燃えるー遠く多可の山も

2日(土)の朝、ちょうど朝日が昇り、その濃い光が射し始めた頃、社中央公園の金屋谷池の堤に立ちました。公園の木が朝の光を受けて赤く燃えるように鮮やかに浮かび上がっていました。そして、澄んだ空気の遠く北の方角に五峰山、さらに多可の山並みを望む…

夕景に泳ぐ師走のコイ

師走の1日の夕暮れ、百旗墓地から、加東市社の市街地を見下ろすと、西に傾いた太陽が雲に隠れ、空が黄金色に染まり始めていました。 その雲の下、社人形会館の屋上に鯉のぼりが泳いでいました。五月の空におおぐ鯉は気持ちよさそうに、夏も、秋も、そして師…