2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
30日(日)、寒波のために凍えるように冷たく、しかし、乾いて透明な空気の中、加東市内を車で走っていると、冬の日射しに山や湖の景色が輝いていました。 東条湖畔の道路から青い湖面が見えます。アクア東条の駐車場に車を停めて、堰堤の方に向けてシャッ…
加東市立東条西小学校の西方の山裾に住吉神社があります。神社に通じる車一台がやっと通れる細い道を進み、石鳥居の前まで来ると、その前に大きな岩がありました。さざれ石のような岩に見えます。何だろうと後ろに回ると、石板にこの岩にまつわる話が刻まれ…
「刃傷松の廊下」のせりふの一節に「浅野五万三千石家来も所領も捨てての刃傷でござる・・・」とありますが、赤穂浅野家の領地は5万3千石でした。その内訳は、赤穂郡3万5200石(119ヶ村)の他に、加西郡8920石(33ヶ村)、そして加東郡(現…
内海定治郎著『真説赤穂義士録』(昭和8年12月1日発行)の中に、播州地方の赤穂義士の遺蹟に関する記述があります。現在の姫路市、加西市、明石市にある寺などとともに加東市の4ヶ所の遺蹟が紹介されています。この歴史ブログでも何度も紹介してきまし…
加東市高岡地区は、加古川西岸の青野原台地に広がっている集落です。地区を東西に走る国道372号から北へ少し入った田圃の中に広いグラウンドがあります。バックネットもある広いグラウンド、ゲートボール場には2面のコートが整備されています。 先日、こ…
21日(金)、加東市社の市街地にある善龍院の庚申堂で360年の伝統をもつ初庚申祭が行われました。 善龍院は、涌羅野山慈眼寺善龍院の寺号をもつ真言宗のお寺です。赤穂の浅野氏の分家である家原浅野氏の菩提所として代々の領主の位牌が納められているこ…
加東市のほぼ中央に標高120メートルぐらいの嬉野台地が広がり、社と東条をつなぐ道路がその中央を東西に走っています。その道路から、山国へ抜ける旧道を車で走り、標高100メートルの面へと下っていくと、眼の前に、北から西に向けて広々とした風景が…
加東市社の街は、佐保神社の門前町として形成されてきたといわれています。また、西国巡礼の宿場町としても栄え、江戸時代には北播磨でも有数の町場として発展していました。 さて、その佐保神社の本殿に掲げられている扁額が建物の外からちらっと見えたので…
中国自動車道滝野社インターの近く、旧175号線を走っていると、車の窓から見える景色がしばらく前から変わっています。道沿いの田圃の中にあった小さな杜が伐採され、見通しがよくなっています。木が2本ほど残されていますが、小さい頃から見慣れた杜が…
佐保神社(加東市社)の境内には多くの石燈籠があります。その中で一番古いものとされているのが、本殿と拝殿の間の両脇にある一対の石燈籠です。鎌倉時代のもとの伝えられているということですが、余りの古さに圧倒されてしまいます。 佐保神社は鎌倉時代に…
14日(金)、加東市藤田地区ではとんどが行われました。何日も前から田圃の中に大きなとんどが作られていたので楽しみにしていました。神戸から加東へ帰る途中でも各所でとんどの炎や煙が見えました。また、すれ違う車の中には荷台一杯に竹を積んだトラッ…
年の始めには、氏神様の佐保神社(加東市社)にお参りする機会が多く、先日も社えびすの餅まきのようすを紹介しました。 今日は佐保神社の本殿の垣の内側にある石燈籠(写真)を紹介します。御神燈と深々と刻まれたこの石燈籠の建立は天明6年(1786)で…
9,10日の2日にわたって市内の各神社でえびす祭が行われました。加東市社の佐保神社でも、境内の恵美須神社には多くの人が福をもとめて参拝しました。 この恵美須神社は享保年間に山氏神社の鳥居前から移転された(『佐保神社誌』)とあります。社殿の脇…
年末年始は全国的に大雪などで荒れました。播州の平野部でも雪が降りましたが、加東市社では、予想されたほどではなく、うっすらと白くなる程度でした。それでも気温はぐんと下がり、空気も凍るようでした。 正月2日の早朝、お寺へ年賀に出かけます。7時3…
新しく開通した国道372号の社バイパスを走り、社サイエンスパーク(工業団地)辺りまで来ると、視界が大きく広がります。 冬の田圃は茶色く広がり、その向こうに国道175号、さらに加東市社の市街地の建物が光っています。そして、さらに視界の遠くに連…
写真は、加東市西古瀬の大歳神社の石鳥居です。注連縄飾りで新年の装いをした石鳥居。文化十四年四月と刻まれており、西暦1817年にあたり、今から約200年ほど前の江戸時代後半の頃に建立されています。 きれいに掃き清められた境内には、まだ新しい社…
2日昼、元旦に続いて、今度は家族と一緒に佐保神社(加東市社)に初詣に出かけました。境内は参拝の人の車が多く、例年にない混みようでした。 参拝をすませて、家族がおみくじをひいている間に境内を歩いてみました。拝殿の西側、本殿との間に古い石燈籠が…
平成22年の大晦日、心配された雪も降らず、おだやかな天候でした。夜になって冷え込んできましたが、いよいよあと30分で新年の時刻に持寶院に除夜の鐘を撞きに友人と出かけました。山門にはもう行列ができていて、ご住職が鐘を撞く心について話しておら…