ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

ダムから六甲を望む


 昨日は、渇水東条湖の美しい夕景を紹介しましたが、振り返って、ダム(堰堤)から東を望むと澄んだ空気の向こうに遠く六甲連山が青くくっきりと見えました。
 私が立っているダムの上は標高140メートル余り。ダムの高さは40メートル余り。直下を見下ろすと平衡感覚が揺らぎます。ダムから鴨川が田園の中をくねり、東条川に流れ込こみます。川沿いには田圃が少し色づき、その向こうに低く丘陵が横たわって、六甲まで広々とした景色を見せてくれます。
 一緒に訪れた友人と、小学生の頃ボーイスカウトで飯ごう炊さんをしたのは確かこのダムサイトに近い所だったなあ、などと話しながら当時の記憶をたぐってみました。そこで気が付いたことは、二人ともほとんどここまで足を運ぶこともなく40余年の歳月が流れていたということでした。
 これから秋の澄んだ空気と紅葉の季節。ぜひこのダムからの絶景を楽しんで下さい。