ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和19年-座布団の供出


 昭和十七年以降「社町役場ヨリノ書類綴」(社区)の中に、昭和19年(1944)3月の日付で、座布団の供出に関する書類が綴じられています。
 金属類の供出が行われていたことは知っていましたが、昭和19年になると、座布団まで供出していたのかと驚きました。

 写真は、昭和19年3月9日付の供出座布団受領票です。社町社の1組から20組までの数量、重量、金額が記入されています。総計624枚、金額は946円50銭になっています。受領証の註によると、買収価格は一枚1円50銭。受領証の発行は兵庫県衣服商業組合です。