ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

大深山東福寺で護摩焚


 12月7日(日)、加東市松沢の東福寺護摩焚が行われました。午後一時過ぎから護摩焚き、火渡りの行事が行われるということでしたが、私は同じ時刻に別の会場での行事があり、残念ながら護摩焚きを見ることはできませんでした。
 昼前に参拝すると、地元松沢の皆さんが参拝者にぜんざい、関東煮、抹茶のお接待をして下さって、心も体もほかほかと温まりました。また、早めに参拝された方々や地元の方々からお寺や護摩焚きのお話を聞くこともできました。
 東福寺は大深山(おふかさん)と呼ばれ昔から有名なお寺で、松沢の西の大深谷にあります。昼前でしたが山から冷たい空気が降りてくるという感じで、日が当たり始めたのが11時過ぎだったということでした。谷筋の一本の道は嬉野へ、そして山国へと通じていて、そういえば、山国の東の道標に「大深山」という文字が刻まれていたことを思い出しました。
 境内には山門、本堂のほか、福寿堂などがあり、本堂の前に護摩焚きの準備がされていました。福寿堂内には西国三十三番の霊場巡りができるようになっていましたが、元は山門から一列に並んでいたということでした。本堂の山側は岩壁が高く切り立っていて、細い滝が落ちていました。
 護摩焚きの時間が近づくにつれ、参拝者が続々と増えてきました。来年は行事が重ならないようにと祈りながら寺の坂道を下りました。