ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和7年-区長会で軍用機献納や愛国婦人会について協議

 社町社区長「雑書綴」に、昭和7年(1932)3月16日の区長会協議事項が綴じられています。その主な内容は3点で、軍用機献納醵金募集、三笠保存講演映画会開催、愛国婦人会会員募集についてであります。前年に満州事変が起こり、国内に於いても軍事色が強まっていくなか、社町でもそうした内容の議題で区長会の協議が行われていたことがわかります。
 

 
 区長会協議事項

一、軍用飛行機献納醵金募集ニ関スル件

最近航空機ノ急激ナル発達ハ軍略上重要ナル地位ヲ占メシムルニ至リ列国ヲシテ競ツテ其精鋭ヲ誇ラシムルノ時代ヲ現出セリ之レガ我国軍ニ顧ミルニ尚ホ未タ充実ノ道程ニアリ然ルニ今次事局ノ重大性ニ鑑ミ県下教化団体ヨリ軍用飛行機一機ヲ献納シテ愛国ノ至情ニ燃ユル県民ノ意気ヲ表明セントスル趣意ヲ以テ醵金募集ノ申出アリ宜敷御配意アリタシ

二、三笠保存講演映画会開催ニ関スル件

軍艦三笠保存会ハ三笠保存ノ趣旨徹底海事思想鼓吹国民精神作興及寄付金募集ノ目的ヲ以テ本月十九日本町(一郡一ケ所)ニ於テ映画会開催ノ筈ニ付御助力アランコトヲ望ム(詳細口頭)

三、愛国婦人会員募集ノ件

最近満蒙事変勃発以来我カ将卒ノ困難ハ申ス迄モナク追々死傷者ヲ出シ之レカ救護慰籍等ニ付テハ愛国婦人会ノ活動ヲ要スルモノアリ然ルニ本県ノ如キ女子人口ニ比シ会員数少キ府県ニ於テ増募ヲナサントシ近ク神戸市ニ於テ兵庫県支部惣会ヲ開催シテ前記ノ目的ヲ達成セントスル計画ニ付此際各部落ニ於テ三四名入会御斡旋アランコトヲ望ム