ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

秋津の薬師堂-室町時代の姿を伝える


 加東市秋津(常田地区)の県道沿いに草葺きのいかにも古いお堂があります。この前に紹介した秋津百石踊りが行われた住吉神社のすぐ近くにあります。このお堂が秋津の薬師堂で、兵庫県の重要有形文化財にしていされています。
 説明板の解説によると、室町時代末期の辻堂建築として貴重な建物だとされています。また、お堂の本尊である木彫薬師如来坐像は市指定文化財になっており、胎内の墨書に造立の経緯などが書かれているということです。
 この道を走るとき、家並みの中に突然目に入ってくるこのお堂。400年余り前の姿そのままに今の時代に伝わっていることに感動します。