ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

長谷の祇園祭-夏の踊りが始まる


 9日(土)、加東市長谷地区の大歳神社境内で祇園祭が行われました。祇園さんは毎年7月6日と決まっていたのですが、今年は雨になり9日に延期されたということでした。公民館、グラウンドが同じ場所にあり、グラウンドには踊りのやぐらが建てられ、提灯が飾られ、加東市の夏の踊りの幕を開く一番早い踊りが行われます。この長谷の祇園さんから始まり、9月2日の天神地区八朔祭までの約2ヶ月の間、市内各地で夏まつり、盆踊りが続きます。
 区長さんのお話では、今年は地区だけで行う初めての祭りということでした。これまで市内の各地区と交流を行っており、他地区からのお客さんも多かったようです。8時頃から踊りが始まり、消防団が開く店には子どもたちが集まり、賑わいが出てきました。一踊りした頃、境内では子ども相撲が行われました。地区の小学生男子だけがこの神事相撲に出ることが許されます。ただ、少子化で今年の取り手は5人。3回やっても全取組の数は10戦ぐらい。昔は子どもの多い地区だったということですが、ゆくゆくは女子の出場も考えなければ成り立たないなとの感想でした。そんな大人の心配をよそに、賞金をもらって嬉しそうな子ども達の笑顔にこちらの気持ちも和みます。