ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和14年-鎌倉山登山記念写真

     

 古いアルバムの中に登山の記念写真がありました。写真には、「14.7.15」の日付と、「播磨国鎌倉山」の地名、「戊亥会登山記念」と父の他4人の名前が書かれていました。
 昭和14年(1939)7月15日、父等4人が鎌倉山に登った時のものであることがわかります。鎌倉山加西市北部の標高452メートルの霊峰で、加東市社の佐保神社の佐保明神もこの鎌倉山に天降り、後に神託により、阿部三郎太夫によって現在の社の社地に遷ったとよく聞いていました。社の市街地のある台地からも北西の方向に鎌倉山が遠望できます。
 その鎌倉山に父等青年が登山をした時のものだったのです。鎌倉山加西市の観光ガイドによると、「古くから神体山として賀茂郡(今の加西市・小野市・加東市)の神々の古里と崇敬され、神話や伝説に登場します。また、「修験道」の開祖は役行者とされます。」と紹介されています。麓まで行ったことがあるのですが、まだ登ったことがありません。ぜひ、時間を作って天気の良い日に登ってその360度の眺望を楽しみたいと思います。