

平成30年の元旦。加東市山国の王子ヶ池の堤で初日の出を待ちました。元日の天気予報は余りよくないように言っていたのですが、空は見事に晴れ、東の空低く、日の出を演出するかのように小さな雲が点々とかかっているだけでした。
午前7時過ぎ、その雲の端がまばゆく輝き始め、日の出がもう近いことを知らせてくれます。池面からは湯気が立ちのぼり、時折り水鳥がさざ波をたてながら飛びあがっていきます。
その時、きらっと光るものが地平線と雲の間に見えました。平成30年の初日の出です。天地の間に射す初日の光。荘厳な景色です。シャッターを押したり、合掌して拝んだり、短いその瞬間を忙しく過ごしました。昇る朝日と池面にのびていく真っ直ぐな光の筋。素晴らしい一年でありますようにと祈らずにはおれませんでした。