
『滝野つたえぐさ』(滝野町老連編、平成5年刊)の第5章「思い出」の中に「四大節(祝日)」と題した思い出が掲載されています。
四大節とは、四方拝(1月1日)、紀元節(2月11日)、天長節(4月29日)、明治節(11月3日)をいい、その他の大祭日とあわせて、国の休日としてお祝いし、お祭りをしていました。
筆者の藤井初男さんは、「これらの祝祭日には、高岡のどの家家にも日の丸の国旗を掲げて、お祝いをし、国の祭をしのんだ。日の丸の旗が、ひらひらと朝日に映えるようすは、どの家もどの家も、日本国民として生まれた喜びを洗わしていた」と当時(戦前)を思い出しておられます。
四大節には、小学校で祝賀式が行われ、小学生は登校していました。式では、教育勅語の奉読が行われ、小学生は勅語奉答歌を奉唱し、続いて校長先生のお祝いの話、さらに祝日の歌を奉唱したと書かれています。四方拝の式のあとには、一人一人にみかんが配られ、それが今でも(70年後)忘れられない思い出になっているとも。
文には、教育勅語や祝日の歌の歌詞が書かれています。そして、終わりに「国の祝日でも、国旗を掲げる家は少なく、人々の心から祝う気持ちが少なくなった」、「平和で暮らせる幸せと、日本国に生まれた有り難さを祝日ごとに国旗「日の丸」を掲げて祝うことは、いつまでも継承されて、実行されるようになることを願ってやまない」と締めくくられていました。
今でも我が家では、祝祭日には玄関に国旗を掲げます。加東市社の市街地には街灯に日の丸の小旗が掲げられています。折りたたみ式のマイ国旗(日の丸)も持っています(写真)。携帯に便利な国旗です。東京オリンピック・パラリンピックもあり、国旗に対する関心も高くなっていくと思いますが、国旗に対するマナーもしっかりと身につけておく必要があります。