ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

学級農園で作物を育てた思い出-今の時代こそ大切な体験

 

 今、急速にICT化が進み、デジタル教科書やプログラミング教育などがどんどん行われ、とうとうAIが手軽に使えるようになってきて、教育界でもその使用について議論が起きています。
 それにつけても思い浮かぶのは、兵庫教育大学附属中学校で教員をしていた頃のことです。創立当時から特別の時間(附中Cタイムだったか?Cはカルチャーの意味)を設けて、学校近くの田圃を借りて作物を育てたりしていました。その後、校内に農園をつくり、学級で作物を育てました。とにかくいろんな作物を栽培しました。
 体育館とテニスコートの間の敷地の農園で、土を耕し、畝をつくり、苗を買ってきて植える。水やり当番、草引きなどの作業を続けながら、やがて、杖をつくり、さらに世話を続けると、トマトが生り、ナスやキュウリが次々とできてきます。トウモロコシの実は膨らみ、シシトウもいっぱい生ります。スイカ、サツマイモ、ダイコンもやりました。サツマイモの収穫は中学生になっても楽しいものです。家庭科の先生のアドバイスで綿花やオクラや落花生も栽培しました。落花生が土の中にできるのを初めて知った生徒がほとんどでした。
 農具を手に土と格闘し、種や苗を植えて、水をやり、育てる。太陽の下、みんなで一緒に作業するのは楽しいものでした。今のようにICT教育が進めば進むほど、子ども達には一方でこうした体を使って、作物を育てるといった体験学習がますます必要になってくると思います。みんないい顔をしています。この生徒達も今では50歳ぐらいになっているはずです。