ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

明治27年発行の高等小學國民習字帖に見る当時の日用字

 

 今日も古い習字帖を紹介します。明治27年(1894)発行の『高等小學 國民習字帖 第三』です。今から130年前のもので、発行は神戸市元町の船井弘文堂となっています。
 前半は楷書日用文字、後半が行書日用文字の構成になっています。今日は行書の手本を紹介しますが、最初に実の生る木や花の木の名称が出てきます。まるで漢字検定のテキストを読んでいるようで、中には、読めないものもありました。
 当時の高等小学校の児童はこうした漢字を筆で書くのが普通だったんでしょうね。この教科書も社尋常高等小学校に通っていた地元の方が使っていたものです。昔の人はたいしたものです。ちなみに読み方は次のとおりです。
 林檎(りんご)、蜜柑(みかん)、胡桃(くるみ)、石榴(ざくろ)、銀杏(いちょう)、葡萄(ぶどう)、無花果(いちじく)、仏手柑(ぶしゅかん)、櫻(さくら)、椿(つばき)、葵(あおい)、菊(きく)、萩(はぎ)、薊(あざみ)です。