
冬の朝はよく冷えます。午前7時30分から15分ほどの間に、社小学校に通う社地区など10の通学班が自宅近くの交差点を横切っていきます。この見守りに立つのが朝の日課になっています。
ふと見上げると、関西電力送配電の社営業所の敷地の角に立っている電柱にスズメが止まって鳴いていました。
カメラでとらえ、ズームをしてみると、まん丸くなっていました。夏はすっきり痩せたように見えるのですが、冬になると、まん丸体型に変わるのです。寒い冬を乗り越えるには、秋の間にいっぱい食べて脂肪をつけると聞いています。
身近な野鳥だけれど、生態がよく知られていないスズメです。そのスズメが絶滅の危機にあるとこの秋に知りました。昔話や田圃、庭でスズメは当たり前のような存在に感じていました。時に可愛く、時に追い払いたくなるスズメでしたが、希少な野鳥ということになると、このまるまると太ったスズメはいっそう可愛くなりました。