
神戸又新日報
久しぶりの投稿になりました。
今日(28日)、小野高校の蜻蛉祭に出かけました。長女や長男が在籍していた数年前に来たきりだったのですが、この春に末娘が入学し、久しぶりに見学しました。校門に男子生徒が腕章をつけてきちんと挨拶をして迎えてくれる姿が以前と変わりなく、頼もしく感じられました。
午後、私の同級生が、実家の蔵の中にあった古い物を見てくれというので出かけました。そこは、真鍮の火鉢、漆塗りの椀、皿、修身教科書、昔の農具・・・と民俗博物館のような状態でした。
そのなかで、私を惹きつけたのは、蔵の中の長持ちの中にあったという古い一枚の新聞紙でした。
明治45年(1912)1月10日付の「神戸又新日報」です。「又新」(ゆうしん)とよばれ、兵庫県の有力地方新聞として多くの読者をもっていました。
この「又新」の創刊には、加東市吉馬出身の高瀬藤次郎が深く関わっていました。高瀬藤次郎は明治中期に県会議員、国会議員として活躍した人物ですが、その藤次郎ゆかりの「又新」の本物を手にすることができました。これまで、神戸市の図書館でマイクロフィルムで見たり、小野の資料館でコピーを見たことはありましたが、本物は初めてでした。
写真はその題字の部分です。題字は水色でシンプルに字だけが印刷されています。