ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

郷土兵士-遺骨の凱旋②

 郷土兵士の戦傷死の通報があったのち、10日ほど経って、遺骨出迎の通知が出されています。社駅での出迎えに関する第一報ですが、時刻が分かっていない段階での通知になっています。


 昭和十二年十一月三十日
             社 町 長   大 橋 實 次

各区長殿
各学校長殿
各団体長殿
各団体役員殿

   遺骨出迎ニ関スル件

名誉ノ戦傷死ヲ遂ゲラレシ宮野幸信殿ノ遺骨左記ノ通リ凱旋遊サルヽ付別紙計画ニヨリ御出迎ヘ致度ニ付御部内各位多数御出迎ヘ被下様御配慮相煩度此段及御依頼候也

      記

十二月二月 午前中(時間不足ニ付決定次第速報申上ベキニ付其ノ旨各部内ニ申含メ置キヒ下度)

  社駅着列車ニテ

△尚迎ヘ場整理ノタメ社青年学校生徒二〇名ヲ差出サレ度(前田、光眞指導員指揮)
在郷軍人会ヨリ遺骨儀仗トシテ四名社駅前迠差出サレ度(井上副長指揮)
△当日各戸ニ弔旗掲出スル様御指示願度