ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

昭和19年-乳幼児体力検査

 昭和19年(1944)の夏、ちょうど終戦の一年前のこと、社町(現加東市)では、乳幼児体力検査が行われています。社町長から各区長宛に出された通知を紹介します。(「昭和十七年以降 社町役場ヨリノ書類綴 社区」)
 別紙に計147名の対象となる乳幼児と親の氏名一覧が付けられていますが、その中には今、加東市あるいは社地区のリーダーとして活躍されている方々の名前もあり、そうか、当時は乳幼児だったんだなあ、とあらためて65年の年月の流れを感じたところです。


 昭和十九年八月四日
               社町長 合田常蔵
各区長殿

 乳幼児体力検査執行ノ件

昭和十九年度乳幼児体力検査ヲ来ル十日午前七時ヨリ社区公会堂(東条町)ニ於テ執行可致候条別紙受検者ニ各々御通知相煩し度此段乃通知候也

 右ノ時間ヲ励行出頭ヲ手配願上候

午前  時ヨリ
午後  時迠   社