
毎朝のウォーキングで、やしろ中央公園に向かう道の途中、社市街地の田町通りの東端にある法蓮寺東隣の道池地蔵尊のそばを通ります。子どもの頃は、お地蔵祭りで相撲をとってお金をもらったことや、中学、高校生の頃はすぐそばの法蓮寺横の路地を抜けて通学していた懐かしい思い出のある地蔵さんです。
この地蔵さんの門柱は道標です。ブロック塀とこの立派な道標は似つかわしくないので気になっているところです。
高さ1メートル余りの立派な道標です。道路側に「左 きよみず道」、地蔵さん側に「右 大さかみち」、正面に「南無阿弥陀仏」と刻まれています。この場所には、元は道池という大きな池がありました。ちょうど田町通りの東端にあたります。道はここで分かれて、左に行けば、木梨から三草、鴨川を経て京都方面に通じる京街道へ。そして右に行けば、土手にそって中三昧の墓地を抜け、大阪方面に通じる大坂街道へとつながっていたのでしょう。
役目を終えて地蔵さんの門柱になっていますが、かつての重要な街道、京、大坂への分岐点に立っていた道標です。建立年はブロック塀に接している部分に刻まれているのでしょうか。今日は地蔵さんの側から見た道標の写真を紹介します。