ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

縣社の標柱-佐保神社


 加東市社の佐保神社の瑞神門の前に社号を刻んだ立派な石造の標柱が立っています。
標柱には「縣社佐保神社」と刻まれています。よく見ると、上2字の「縣社」はセメントか何かで埋められていますが、色が違っているので縣社の文字はよく見えます。
 側面には、「大正元年十月歳旦」と建立年と「周旋人 東實村 山口松太郎 喜田村 大村政次 社町 石井新兵衛」の名前が刻まれ、また裏面には「奉納者 大阪市南久太郎町壹丁目 山口松八、長男 山口與一郎」と寄付者の名が刻まれています。もう一方の側面には、「七十五翁 金岡隣謹書」「石工 松原磯吉」と刻まれています。
 佐保神社が縣社になったのは、明治14年12月16日のことでした。(『佐保神社誌』)