



8日(日)、日帰りで上京しました。会議は午後だったので、早い時間帯の新幹線に乗り、午前中に上野の東京国立博物館で開催されていた特別展「はにわ HANIWA!」を鑑賞しました。最終日、日曜、好天が重なり、11時に着いて入館まで60分待ちの行列に並びました。老若男女、考古学ファンが多い日本ならではと思いましたが、列の中には外国人の姿も多く見られました。館内の混雑をさけるために約60人ずつの入館が行われ、ヘビのようにくねった列は、少しずつ、少しずつ前進し、45分で入館でき、ほっとしました。
館内は人の波で、展示されている数々のはにわをゆっくり鑑賞する余裕はありませんでしたが、中学社会科の教員として生徒に模型や写真などを示しながら、古墳と埴輪を教えていた経験もあって、じっくり見たい埴輪の前では、時間をかけて見ることができました。とにかく、本物、実物の持つ迫力はもの凄く、一気にその埴輪が作られた時代へ、そして製作者の思いへ一気に引きこまれてしまいました。
円筒埴輪、人物埴輪、家型埴輪、武人埴輪、舟型埴輪、動物埴輪などなど、その大胆な造形、表情は実に豊かで時空を超えて見る者に語りかけてくるようでした。こんな大きなものだったんだなあ、という驚きがありました。